麻雀戦術 

中級編 4.リーチのタイミング

例題.
  ツモ

 例題から、何を切りますか?

 例題は、テンパイになりましたが、役無しの状態です。
   
 役無しなので、打として、タンキ待ちで、リーチと行く前に考えてみましょう。

 リーチをかければ、必ずアガれるという訳ではないですし、
 配牌の段階からテンパイだけを目指して、テンパイすればリーチをかけれると考えずに、
 手役の複合で説明しましたように、いかに他の役と複合して高得点を狙うかです。

 例題のように、そのまま、打とリーチをしても、
 ドラがなければ、出アガリ1,300点にしかなりませんし、
 タンキ待ちでは、待ちとしてはあまり良くないので、
 他家の追っかけリーチなどに振り込む可能性が高いです。

 例題のような手牌の場合、
 リーチをかけずに、そのまま、打として、手替わりを考えた方が良いです。

 打
                  ↓
 ツモ → 打

 
 1手で、平和のテンパイになりますし、待ちも良くなりますので、
 このように、手替わりをしてから、リーチをするのが最善です。

 もう1つとして、ある程度、得点が必要なときは、
 手替わりを待たずに、そのままリーチをした方が効果的な場合もあります。
 ドラ
  ツモ

 打と、リーチをせずに、の三色を狙うのは、
 を入れても、ドラのを切ることになりますし、
 なおかつ、でアガらなければなりません。
 アガリやすいのは、内側のより、外側のですので、
 手替わりを待って、ヤミテンのまま、平和・三色で、3,900点。
 このまま、リーチをかけて、リーチ・平和・ドラ1で、3,900点。
 点数的にも同じなので、このまま、打とリーチをした方が効果的です。

 リーチは、
 「もうこれ以上手替わりの必要はない」とき、かつ、
 「リーチが十分効果的」だと判断したときに、リーチをするのが得策です。

 リーチをするときは、このように考えながら、打ってみてください。


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