オール電化のデメリット

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オール電化のメリットばかりがクローズアップされますが、良い点があるということは、もちろん何かデメリットの面があるということが考えられるでしょう。
メリットが多いといわれているおーる電化について、デメリットとして通常よく言われているのが、「コスト」、つまり設置までの料金内容についてです。
ガスコンロを例にしますと、通常は2万円前後で設置することが出来ますが、オール電化としてつかうIHクッキングヒーターの場合は、通常20万円はすると言われています。
また、ガスの給湯機の場合、コンロよりは高いですが、10万円ちょっとで用意することが出来ます。
しかし、オール電化製品の、エコキュート電気温水器などは、なんと一桁違いの100万円が必要とされるといわれています。
もちろん、オール電化の設備によっても金額は違ってきますが、現在りようされているガスと電気を利用した暮らしの設置費用と比べてみると、3倍から多くて6倍以上も初期の費用が必要となる場合もありえますね。
オール電化のデメリットは他にも、オール電化製品の設置スペースの確保についてもあげられます。
もし、今オール電化を考えているお宅が「新築」でしたら、オール電化対応の設置スペースを確保するプランが用意できますが、従来のご家庭をリフォームなどによってオール電化住宅に変える場合には、オール電化製品の設置するスペースを改めて作らねばなりません。
それにしたがって、新築と違い、リフォームによる工事費用も必要となりますので、オール電化を決める場合には、正しく設置するために業者にしっかりと相談することをお勧めします。
オール電化住宅でよく挙げられるメリットには、火災の危険が避けられる、というものがあります。
とはいえ、オール電化だとしても、火災が「絶対」避けられるというわけではありません。
もちろん、キッチンなどで直接「火」を使用しませんから、高い割合で火災の危険を避けることは可能です。
しかし、火災の大きな原因のなかで、「天ぷら油」などを高温にした際の発火があり、これについては、従来のガスコンロと同じ割合で火災の危険性が大きくあります。
油というのは、ある一定の温度を越えて熱せられると、自然に発火する性質があるのです。
油などの発火などから分かりますが、オール電化だからといって、火が一切でないというわけではなく、火災の可能性は十分にあることも忘れずに生活をしていくことが大切でしょう。

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