切手の紹介 その4 (変形切手)
変形切手
切手は四角形という概念を覆す形状の切手があります。 変形切手として集めてみました。
最初の変形切手は、1999年に発行された『ふみの日』切手です。 それ以前としては、昭和36年から39年にかけて発行された東京オリンピック寄付金付切手で、変形切手ではありませんが、正方形の切手を45度傾けて印刷されていました。
ふみの日切手は、オランダの絵本作家
ディック・ブルーナ
という人のキャラクターの切手です。 1999年から2002年のふみの日切手はブルーナさんのデザインによるものです。
1999年のふみの日切手シートには、上段右と下段左、右に円い切手が印刷されています。
2000年のふみの日切手シートには、上段右に円形切手と楕円切手、中段の左右に楕円切手、下段中央右寄りに半円切手が印刷されています。
2001年のふみの日切手シートには、上段、中段の中央左寄りにそれぞれ円形切手、上段と中段の左に上が円形で下が四角の切手が、下段は全て楕円形の切手が印刷されています。
1999年のシートは「LETTER」、2000年のシートは「WRITING」、2001年のシートは「DAY23」とそれぞれデザインがされており、『ふみの日』の英語表記『LETTER WRITING DAY 23』を表しています。
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2002年のふみの日切手シートには、上段に円形と三角形の切手、中段の左にだ円形切手、下段は右に円形切手が印刷されています。
2003年のふみの日切手シートには、上段にだ円形と円形の切手、中段上にだ円形切手、中段下に半円形の切手が印刷されています。
2002年のシートは「ふみの日23」、2003年のシートは「FUMINOHI」とそれぞれデザインがされています。
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次に発行された変形切手は、1999年から2000年にかけて発行されたシリーズ『20世紀デザイン切手』です。 全17集の内、第11集、第13集、第16集、第17集のシートに含まれています。
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第11集では、中央に小判型切手が印刷されました。 第13集では、最上段に円形の一部が直線になったものが2つ。 第16集には五角形と楕円を2つに分けた形のもの。 第17集では小判型の切手が印刷されています。
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1999年は変形切手が流行したようで、天皇陛下在位十年記念切手も菱形が2種類となっています。
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グリーティング切手は四角とか丸とかの定義に当てはまらない形の切手です。 これは2001年の『日本国際切手展』『日本国際切手展記念』『日本プロ野球セパ誕生50周年記念』も同じで、半分は四角で残りはキャラクター(猫や犬、花やウサギ)に沿った形となっています。
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日本国際切手展や日本国際切手展記念の切手は白色又は灰色で縁取りがあるので切手の形状が判りやすくなっていますが、日本プロ野球セパ誕生50周年記念は背景が白色なので切手の形状が現物を見ないとわかりにくいです。
この野球キャラクター切手は、下側が四角形で上側がキャラクターに沿った形となっています。
これらのキャラクターに沿った形は、目打ちが難しいためシール式の切手となっています。
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