伊吹山(1377M) 百名山・滋賀県最高峰
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ニッコウキスゲ@三合目付近 | 伊吹山頂 | グンナイフウロ@山頂付近 |
今日は天気予報どうり朝から晴れ。 きゅうきょ、夏山登山に向けてのトレーニング登山として,伊吹山に登る事にする。 伊吹山は、今までに良く登っている山の一つだが、今回は3年振りの登山となる。 朝,6時自宅出発。 8時3合目駐車場到着。 朝家を出るときには快晴であったが,ここまで来ると曇り,山頂はガスで全く見えない。 しかし駐車場は満車状態。 今日は,多くの登山者で賑いそうだ。 8時15分駐車場出発。 3合目付近ではニッコウキスゲやミヤマコアザミが満開で,目を楽しませてくれる。 5合目までは緩やかな登りだが、ここからは九十九折の急坂になる。 今日は5合目以上はガスで、涼しく,半袖では汗もかかない。 快適に登れる。 10時,山頂到着。 山頂も,ガスで視界悪し。 気温が低く長袖シャツを着込む。 山頂のお花畑はグンナイフウロが満開。 あと,シモツケソウ,イブキトラノオ,ハクサンフウロ,キバナノレンリソウ等が咲いていました。 ガスが晴れるのを期待し、11時15分まで山頂で待ったが残念ながら晴れず。 11時15分山頂を後にする。 8合目まで下って来るとガスが晴れ、3合目のスキー場、伊吹や長浜の町、そして琵琶湖がきれいに見渡せる。 天気が良くなった事もあり、登ってくる人が増えた。 12時30分、3合目駐車場に戻る。 ・・・ 2合目付近の車道の道端にヤマホタルブクロが沢山咲いていました。 ・・・ 今日は、ガスで、頂上からの視界は楽しめなかったが、グンナイフウロやニッコウキスゲ等の花を楽しみながらの、トレーニング登山が出来ました。 |
三周ガ岳(1292M)・夜叉が池(1099M)
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夜叉が池 | 三週ガ岳山頂 | 三周ガ岳 @稜線上のピークより |
今回,トレーニングを兼て、夜叉が姫伝説の残る夜叉が池と揖斐川源流の山と呼ばれている三周ガ岳に登る。朝6時15分、自宅,出発。 大垣から,揖斐川左岸を北上。 揖斐川町からR303号を走り、坂内村川上で「夜叉が池まで10KM」の看板の所で、右折して林道に入る。 林道は坂内川沿いについているが、ダムを越えてしばらくすると道幅が狭くなり、対向車が来ると一苦労する道になる。 今回は幸いにも2台対向車が有ったが、苦労なく通過できた。 鳥居と祠のある登山口に9時15分やっと到着。 登山口には広い駐車場が有り,トイレも設置されている。すでに30台程駐車していた。 さっそく登山靴に履き替え9時30分登山口出発。登山道は池ノ又谷に一旦下りて右岸に渡り、山腹への急登になる。やがて、道は谷沿いに、平坦な道となる。ブナ林の心地よい道が続き、木々の間から夜叉が壁が見えてくる。やがて、夜叉が姫が身を清めたという幽玄ノ滝に着く。冷たい水で喉を潤おす。ここから夜叉が壁を仰ぎ見ながら谷を横切り左岸の岩まじりの急登(ロープの付いた岩場2ヶ所あり。)を登る。10時45分岐阜・福井の県境の尾根に到着。すぐ目の下が夜叉が池だ。ここから,尾根沿いに夜叉が壁の頭・コブの頭を経て三周が岳に向かう。この尾根沿いの登山道は、ほとんど胸あるいは身を没する熊笹をかき分けて進む事となる。足下が見えない為、木の根子やヌカルミに注意しながら慎重に進む。(軍手は必ず必要。長袖のシャツとスパッツは有ればベェター。)12時ようやく切り開かれた一等三角点のある三周ガ岳山頂に到着。山頂からの展望は良い。冠山・能郷白山・小津権現山等の近くの山々はよく見える。晴れていれば北アルプスや白山も見える様だ。展望と昼食を楽しみ12時30分山頂出発。コブの頭・夜叉が壁の頭を経て13時30分夜叉が池に到着。夜叉が池の祠にお参りしようとしたが、ヤシャゲンゴロウ (国内では、ここしか生存しない天然記念物) の産卵時期のため池への立ち入り禁止の為断念。 夜叉が池の豆知識 「海抜:1099M 池の外周:230M 水深:最大7.7M」。 13時45分夜叉が池出発。 14時45分登山口駐車場に無事到着。 15時帰路についた。 ・・・・・ 夜叉が姫伝説・・・岐阜県安八郡神戸町に残る伝説。昔、神戸に安八大夫と言う長者がいました。大変な日照りに困っている時、雨を降らしてくれた竜神に大切な娘をさし出したと言う悲話。その後、娘は夜叉が池の龍神になったとの事。昔から夜叉が池の龍神は雨乞いの神として知られ、日照りの年にはこの竜神に雨乞いをする。 |
立山(3015M)・劔岳(2998M)・奥大日岳(2611M)
8月4日(月) 立山(雄山・大汝山・富士の折立・真砂岳・別山)縦走 |
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立山 @室堂平より | 薬師・笠・槍方面 @雄山山頂より | 雄山山頂 @後方:劔方面 |
念願の劔岳登頂に挑戦するために、今回は特に体調(トレーニング含む)や日程に,出来る限り無理をせず、万全の態勢で臨んだ。 立山駅6時出発の第一便ケーブルに乗る為、前日(8月3日)立山駅前に宿泊。 朝6時出発のケーブルカーに乗り美女平へ。そこからバスで室堂へ。7時20分,室堂ターミナル到着。おかげさまで、今日の天気は晴。観光客で賑う室堂を7時35分,一ノ越に向けて出発。良く整備された石畳の道が続くが、かえって歩きづらい。雪渓を3ヶ所横切り、急坂を登りきると、8時30分一ノ越に着く。 一ノ越からは、後立山や槍・笠の展望が良い。 一ノ越からは稜線上の急登を1時間程登り、9時45分雄山山頂到着。雄山神社峰本社にお参りし、神官の御祓いを受け、登山の安全を祈る。ここから大汝山・富士の折立・真砂岳・別山へと縦走が始まる。10時15分雄山、出発。稜線上の縦走路は展望が良く、正面には別山の向こうに劔岳が良く見える。右には鹿島槍・五龍岳等の後立山、左には室堂・大日岳等を眺めながらの快適な縦走路が続く。12時真砂沢上部の鞍部で昼食。12時45分別山到着。ここからの劔岳の展望は一級品らしいが、残念ながら劔岳はガスの中。今宵の宿・剣山荘が良く見える。12時55分別山出発。ここから別山乗越の劔御前小屋まで下り、劔御前岳の山腹につけられた登山道を剣山荘に向かう。途中雪渓を3ヶ所渡るが良く歩かれているので問題なし。14時35分、今宵の宿・剣山荘に無事到着。! ・・・明日はいよいよ念願の劔岳登頂。 天気だけが心配。 今日は午前中晴、視界良好であったが、午後からガスで、劔岳姿を見せず。 天気下り坂か?・・・・・なんとか雨だけは降らないでくれ。・・・・・ |
8月5日(火) 劔岳(2998M)登頂 |
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別山方面 @剣山荘より | 前劔 @一服劔山頂より | 一服劔・剣御前 @前劔山頂より |
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劔岳 @前劔山頂より | 劔岳へ クサリ場をトラバース | 劔岳山頂(2998M)にて |
夜中、かなり強い雨音がする。 やっぱり雨で、残念ながら劔岳登頂断念せざるを得ないか。!・・・・・ 何時頃か。? 時計を見る気持ちも無く、又眠りについた。・・・・・ 3時30分、もう出発する人がいる様で、目を覚ます。 まだ暗いが、雨は降っていないようだ。 さっそく飛び起き、ロビーで昨晩作って頂いた、朝弁当を頂く。 明るくなってきた4時30分、劔岳登頂に向け出発。 なんとか天気も良さそう。 ナップザックに雨具・行動食・ペットボトルを入れ、一服劔に向かう。 5時、一服劔に着く。 ここから眼前に前劔が聳えている。 一服劔から一旦武蔵のコルへ下り、前劔への急登に取り付く。 岩場を浮石や落石に注意し、岩場を慎重に攀じ登り,大岩の左側にかかっているクサリ場を過ぎると、まもなく前劔のピークに5時50分到着。 広いピークには多くの人が休んでいた。 ここから眼前に、念願の剣岳が聳えている。 又振り返ると今登ってきた一服劔・剣山荘・剣御前・別山等の大展望が望める。 又、青空も見られる様になる。 ありがたい。!! 前劔から最初に現れるクサリ場からは、登りと下りが別コースになり、一方通行になる。 登りや下り又はトラバースのクサリ場が続くが、あくまで三点確保の原則で、クサリは補助的な支えで使う事。 足場は確りしており、意外に簡単に通過できた。 平蔵のコルにくると、平蔵谷の雪渓を今から下る富山医科薬科大の山岳部のチームに出会う。完全装備(ザイル・アイゼン・ヘルメット)をして、今から真砂沢の出合まで下るとの事であった。 ここからいよいよカニのタテバイであるが意外に簡単に登れた。 心配していた家内も 「今のがカニのタテバイだったの。!」 と言うほど問題なく登れた。 ここからいよいよ山頂への最後の登りとなる。 早月尾根からのルートと出会うと、後はガラガラの岩屑を踏んで、祠の有る念願の劔岳山頂に7時15分登頂。 「ヤッター!!」 さっそく祠の前で記念写真。 7時20分頃からガスがかかり、大展望は一瞬見えただけで、残念ながら見えず。 7時40分ガスは晴れそうも無いので、劔岳山頂を後にする。 下りの最大の難関カニのヨコバイも本には 「最初の足がかりがポイント、最初の足場が見えないので手探りならぬ足探りでさがし、確り足を置く。・・・」 等と書いてあったが,ちょと大げさのように思う。 クサリを持って覗き込めば足場は良く見えるし、確りしている。 慎重にクサリ場を通過。 最後に長いハシゴを下りるとカニのヨコバイは終わり、平蔵のコルに出る。 平蔵の鋭い岩稜帯を過ぎ、クサリの直登を終え、前劔の西側を通り一服劔へ下る途中の9時15分頃から雨に出会う。 急いで雨具を着ける。 雨の中,慎重に下り、10時15分剣山荘に無事戻る。 カレーライスを頂き、荷物を整理して11時15分剣山荘出発。 昨日と同じルートで別山乗越の剣御前小屋に13時到着。 ここから、雷鳥平まで長い急坂を下り、雷鳥平からは、観光客に混ざって今宵の宿・みくりが池温泉に15時15分到着。 今日は良く歩いた。 念願の劔岳登頂を果たした満足感と達成感にひたる。 温泉につかり疲れを癒す。 夕方から晴れてきた。 明日天気さえ良ければ、今回、最後の目標の奥大日岳に登る予定。 |
8月6日(水) 奥大日岳(2611M) |
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奥大日岳(右)・大日岳の夕暮 | 劔岳・早月尾根 @室堂乗越より | 奥大日岳山頂にて |
朝5時起床。 天気は晴。 6時からの朝食を頂き、6時45分、ナップザックに雨具・行動食・ペットボトルを詰め出発。 7時20分雷鳥平。 別山乗越との分岐を過ぎ、お花畑の高原状の中を行く。 次第に山道らしくなり急坂を登りきると8時、新室堂乗越に到着。 ここからなだらかな起伏の続く稜線上の登山道を奥大日岳に向う。 また、ここから劔岳の雄姿が素晴らしい。 大日岳は花が多い。 登山道の両側にはチングルマ・ハクサンイチゲ・イワイチョウ・コバイケソウ・等の花も楽しめる。 カガミ谷乗越からは称名川側の山腹についている山道を行く。 再び稜線に出るとまもなく山頂。 9時15分奥大日岳山頂到着。 山頂では、73歳の元気なおじいさんや若い男性グループと山の話で花が咲く。 9時40分山頂を後にする。 10時55分新室堂乗越。 11時25分雷鳥平。 ここから地獄谷を回り、12時無事みくりが池温泉に到着。 風呂に浸かり、荷物を整理して、昼食を頂き、13時30分みくりが池温泉を後にする。 14時室堂発のバスに乗り下山。 15時30分立山駅前駐車場を後にし、帰路に着いた。・・・・ ・・・・・今回の山行は念願の劔岳登頂の達成を果たし、満足感一杯の山歩きでした。・・・・・ |
登山道で出会った花たち |
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チシマギキョウ:イワツメグサ | チングルマ | イワイチョウ | シナノキンバイ |
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コバイケソウ | 四葉シオガマ | クルマユリ | ミヤマダイコンソウ |
劔岳登山・ワンポイント・メモ * 岩場は両手を使うので、ストックは使用できない。軍手は必要。 * 三点確保が原則。クサリは補助的支えとして使うこと。 * 岩場では、岩にしがみつかず、岩から体を離すと、周辺が良く見える姿勢で登れる。 * 前劔の大岩付近は踏跡がさくそうし、荒れていて、浮石や落石に十分に注意が必要。 * 良く踏まれている所を選んで歩く事。踏み跡を外れると危険。 * 無理の無い計画・事前のコース調べ・体調を整える・基本を忠実に・余裕を持って歩く事。 |
空木岳(2863M)百名山・南駒ヶ岳(2841M)・越百岳(2613M)
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御岳@空木岳山頂より | 空木岳山頂にて | 駒ヶ岳方面(槍・穂高も望める)@空木岳より |
9月6日(土) 曇一時雨後晴 朝4時自宅出発。 中津川からR19号を北上。 大桑の道の駅を過ぎ、伊那川の橋の手前を右折。 案内標識に従い伊奈川の上流へ。 伊奈川ダムを過ぎるとまもなく林道ゲート前の駐車場に7時30分到着。 すでに十数台駐車していた。 さっそく登山靴に履き替え出発準備をしようと車の外に出ると、なんと蚊の大群が襲ってきた。靴の紐を結ぶわずかの間も、顔や手を刺される始末。 蚊の大群に急かされながら、急いで準備をし7時40分、駐車場から逃げるように出発する。 一般車の通行止めのゲートの先で林道は左右に分かれる。 右は越百岳、左が今から向う空木岳方面だ。 林道歩き最初の40分は蚊との戦いながらの林道歩きとなった。 (こんな事は初めての経験だが、小屋の御主人の話では、ゲート付近で最近、蚊が大繁殖しており風があるとき意外は昼間でも蚊の大群に襲われるとの事。 虫除けスキンガードや殺虫剤を持参したほうが良い。) 8時55分、金沢土場。 ここで林道を右折。 9時20分,林道終点のうさぎ平登山口に到着。 ここから登山道に入る。 八丁のぞきまでは急登だが、そこから北沢までは平坦な道になる。 10時30分北沢に到着。 ここで大休止。 10時50分出発。 北沢の橋を渡るとすぐに急登が始まる。 この頃から雨が降り出す。 深い樹林帯の中で雨もあまり気にならないが、適当な所で雨具を着ける。 雨の中を黙々と登り、11時40分、7合目。 12時10分仙人の泉に着く。 ここの水は美味い。 お薦めの休憩ポイントだ。 13時、8合目。 ここからやっと平坦な尾根道になる。 14時木曽義仲の力水に着く。 この水も美味い。 小屋までもう少しの看板。 雨は降り続いているが無事、14時15分、本日宿泊の木曽殿山荘に到着。 17時頃から天気回復。 明日の天気は良さそう。 19時30分消灯。 9月7日(日) 快晴 |
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空木岳@南駒ヶ岳山頂より | 南駒ヶ岳山頂 | 越百岳山頂にて |
荒島岳(1524M) 百名山
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荒島岳@シャクナゲ平より | 荒島岳山頂(1524M) | 小荒島岳@荒島岳山頂付近より |
明日の天気は良さそう。!! 急遽,荒島岳へブナ林の紅葉を期待して出かける事にする。 朝4時、自宅出発。 白鳥から福井横断道・油坂ICを降り、九頭竜川沿いに勝山へ。 7時、勝山スキー場駐車場に到着。 すでに20台程と,なんと観光バスが駐車しているではないか。 深田久弥の、最大のエコヒイキの山と言われながらも、さすが百名山。 人気が有る。 朝食と準備をし、7時30分、駐車場を出発。 今回の標高差は約1250Mで、登り応えは充分。ゆっくり登ろう。 まずスキー場のゲレンデの急坂を登る。 8時10分、リフトの終点。 ここから登山道に入る。 まもなく紅葉の気持ちの良いブナ林の登山道となる。 立派なブナ林だ。 階段状の急坂を二ヶ所登り詰めると、まもなくシャクナゲ平に、9時20分到着。 ここからは、荒島岳の雄姿が立派だ。 ここで小荒島・中出からの道と出会う。 ここから一旦下ると、佐開からの道と出会う。 いよいよ、「もちが壁」と呼ばれる、木の梯子やロープも混じる本格的な登りとなる。 滑り易い所が多く、足下に注意し、ゆっくり慎重に登る。 「もちが壁」を登り切ると、小荒島岳が秀麗な姿をあらわす。 また白く雪の被った白山が望める。 笹原の急坂の道を上り詰め、10時15分、ついに荒島岳山頂に到着。 山頂は広く、荒島大権現の祠や三角点が有る。 今日の視界はやや霞んでいるが、展望は良く、北に、白く雪を被った白山。 南西に能郷白山。 西に大野市街が望める。 山頂で昼食と展望を楽しみ,10時50分山頂を後にする。 シャクナゲ平までの下りは、次から次と登ってくる人が多く、譲り合いながら、ゆっくりの下りとなる。 11時30分シャクナゲ平着。 ここで荒島岳の雄姿に別れを告げ、登って来た道を下る。 12時30分リフト終点。 13時無事駐車場に戻る。 ・・・・・ 九頭竜温泉で汗を流し、帰路に着いた。 ・・・・・ 今回の山歩きは、荒島岳や小荒島岳の秀麗な山容や、立派なブナ林が印象に残る、山歩きが出来ました。 |