コトの始まりは。。。
■おいしくて、たのしいモノを創りたい
1955年 愛知県は安城市に生まれ、1975年に都精華短期大学
(現在 京都精華大学)の立体造形コースを卒業。。。
安城市にあった工房を岡崎市に移し、今も鍛冶屋らしきコトをやっております。
私で3代目ということになる鍛冶屋でありますが、初代は
鍬鍛冶であったと聞いております。
まあ、俗に3代目ともなると店をつぶすとかもうしますが、
今年で48年でありまして、なんとかもちこたえております。
■ 私の仕事。
薪ストーブの設置も、例えば住宅の新築と同様に、お客様と建築屋さんとの十分なコミュニケーションがあって初めて実現できるものだと思います。
その為、鉄の仕事屋では、現場の調査はもちろんの事、お客様との事前のお打合せ(家族構成や生活スタイル、薪ストーブの性能などが十分に
発揮出来るよう、慎重に計画をご提案いたします。
また、薪ストーブの設置状況が危険であると判断した場合に限り、設置をお断りする事もあります。
そして、『鉄の仕事屋』が考える薪ストーブの思いやデザインポリシーを、お客様と共有する事も大切だと思います。もちろん、人と人ですので
相性みたいなものもあると思います。
小さな会社ならではの良さを生かして、ご納得頂ける薪ストーブづくりに励んでおります。
『鉄の仕事屋』 では、見た目だけの装飾重視のデザインや、○○風といったようなデザインはどちらかと言えば不得意な部分だと思います。
シンプルでありながら存在感があり、どことなく懐かしい、基本的には、そんな薪ストーブづくりを得意としています。
勿論、使い勝手の良い事も大切な要素であると考えております。
薪ストーブのある暮らしとは、ほんの少し前にあった日本の暮らし、家族団らんの風景、かつて経験したそんな情景をいつも頭の中で想像しています。
だからこそ、逆に設置のデザインやディテール(詳細)を考える事に多くの時間を費やしています。
そして、私は出来るだけ長い間、存続できるようなものを創りたいと思っています。
薪ストーブの構造設計をおこなっていることもあり、例えば私の作る鉄の薪ストーブなども建築の一部として考えています。
その為、基礎などは出来るだけ強固に作っていただきますし、製作に必要な打ち合わせ時間も多くなっています。
難しい話しはさておき、一番の目的は、いかに気持ちのよい空間をつくるか、と言う事に尽きます。
長い時間過ごしていたい部屋、手入れをしていて楽しい薪ストーブ、時間の経過とともに美しさが増していくような薪ストーブ。
これらを実現するために、大切な条件があると思っています。それは、極力、現場の自然のチカラを理解して創る事。
大量生産の工業製品は価格も手頃なものが多く、品質も安定しています。
しかし、経年変化による陳腐化、非個性的、硬いデザインになりがち、日本の家屋にマッチしないなどなど、デメリットが多いのも事実です。
一方、私の作るハンドメイドの薪ストーブの素材は、鋼板です。
こちらにもデメリットはあります。
頑丈な構造するため価格が高い事や、塗装などのメンテナンスが必要な事、品質の安定性という面では、工業製品と比較されますが、
私たちは、とにかく気持ちよく、長い間 愛情を注いでいただけるよう作り込んでおります。
これは、お客様の薪ストーブライフを実現するための、絶対に外せないもの作りの姿勢だと思います。
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■ トピアリーについて
1996年の春から、安城に誕生した「DENPARK」さんや「はままつフラワーパーク」さんのためのトピアリーとモザイカルチャー・ハンギング
バスケット等を作ってまいりました。
こちらも薪ストーブ制作同様、クライアント様と綿密な打ち合わせの上、製作しております。
設計・製作等のご相談をお受けいたしております。
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『鉄の仕事屋』モノ創り日記というブログも見て下さい。
楽しんでいただけたら幸いで あります。
(有)杉浦熔接 代表 杉浦章介
- 1938年
- 初代 杉浦三五郎が鍛冶屋を始める (安城市末広町にて)
- 1990年
- 2代目 杉浦唯雄によって(有)杉浦熔接となる
- 1992年
- 薪ストーブの製作を開始
- 1994年
- 安城市産業文化公園のためのトピアリー製作開始
- 2000年
- 3代目 杉浦章介 代表就任
- 2017年
- 工房を愛知県岡崎市東阿知和町に移転する
- 20**年
- 20**年