涸沢小屋 2350m  2002年8月19〜20日

19日 上高地〜明神〜徳沢〜横尾〜本谷橋〜涸沢
20日 涸沢〜屏風のコル〜奥又白谷〜新村橋〜上高地(パノラマコース)


私のコースタイム 上高地 00.45 明神館 00.40 徳沢園 00.50 横尾山荘 01.05 本谷橋 02.30 涸沢小屋
            涸沢小屋 01.30 屏風のコル 03.40 徳沢園 00.55 明神館 01.05 上高地



     モルゲンロートに染まる奥穂高岳                       涸沢小屋の後ろにそびえる北穂高岳

 

   涸沢カール 左手 前穂高岳                            屏風のコルから涸沢カール全景

  

今回の山行は、日頃の不摂生がたたり苦しい山行でした。
一番の目的は涸沢からのモルゲンロート 二番に北穂からの360°の展望そして槍をまじかから見るでした、前半のハイピッチがたたり本谷橋からはバテバテ 悪くしていた右ひざも痛み出し北穂を諦めて下山でも欲を出してパノラマコースに入ったのが悪く右ひざをかばって左ひざも痛み出しました・・・・・終いには上高地で平湯行きのバスのステップにつまずく始末でした。涸沢から引き返して正解でした。

でも、モルゲンロートを見られたし屏風のコルから涸沢カールの全景・槍ヶ岳も見られました。次回は身体を鍛えて出直しです!!

屏風のコルから槍ヶ岳3180m 尾根に槍岳山荘 下に殺生ヒュッテ

屏風のコル 南斜面のお花畑の花たちです

         トリカブト                                    ヤマホタルブクロ


      




















涸沢 2350m  2003年8月18〜19日 雨(一時土砂降り)

上高地〜明神〜徳沢〜横尾〜本谷橋〜涸沢のピストン

私のコースタイム 上高地 00.45 明神 00.46 徳沢 00.49 横尾 02.45 涸沢小屋  下山 涸沢小屋 01.05 本谷橋 00.55 横尾 02.10 上高地

昨年のリベンジで今回も上高地から入って 涸沢小屋伯〜北穂高〜涸沢岳〜穂高岳山荘伯〜奥穂高〜前穂高〜岳沢〜上高地の予定で、小雨の中歩き出します 数日降り続いた雨で梓川も音をたてています 徳沢あたりから本降りになって横尾橋を渡るとすぐに川水があふれて登山道が川になっています、本谷橋でも音をたてて凄い水量です、涸沢の手前では登山道もそこそこ水が流れてますが道の直ぐ右手まで凄い流れになっています一つ間違えば流されそうで怖い感じです。それでも登ってるのは私と同じように明日からの好天を期待してでしょうね、19日今日も雨です、明日天気が回復しそうなら予定変更して雨の中 ザイテングラートで穂高岳山荘に入り涸沢岳からの展望を楽しんで 奥穂〜前穂〜岳沢と思いましたが予報では悪そう・・・小屋でも停滞する人は少なく 天気回復期待で登る人が約一割他は皆さん下山組です 私も下山します昨日に比べれば沢の水量が凄く減っています、本谷橋あたりから関西からみえた単独の女性とお話ししながら御一緒させて頂き横尾からの退屈な11kmの林道楽しく歩けました、平湯温泉のひらゆの森までも御一緒頂きました有難うございました。

今回は雨との戦いでした、濡れなかったのは二重に包んだ着替えだけ ザックカバーにも水が溜まる始末 昨年涸沢に来る前に買ったデジカメも壊れました、しょうがないから小屋でインスタントカメラを買いました。

天気が悪い所に使い捨てカメラだから綺麗に写りません、雰囲気だけでも。

19日の帰りに撮りました水量が昨日の半分になっていました。

左、本谷橋それでも水しぶきが上がっています。

右、涸沢カールと北尾根。























焼岳 2455m  2003年8月20日  晴

コースタイム  中の湯登山口 02.25 山頂尾根 00.05 北峰山頂 00.40 釜バス停分岐 01.15 登山口 ピストン

朝04.00平湯トンネル料金所サイドの駐車場で雲の多い空を見ながら朝食、アカンダナ駐車場をそのまま進んで閉鎖したままの安房峠の茶店を過ぎて10号〜11号カーブ間の中の湯温泉登山口へ(10台ほどの駐車スペース有り)05.30入山 すぐにグチャグチャな道になり 釜トンネルバス停側の旧中の湯道分岐までの01.30はひたすら展望も無く我慢の登りです 分岐を過ぎれば足元も良くなり正面に焼岳、噴出すガスを見ながらの気持の良い登りです 最低鞍部に上がりますが右北峰直ぐ下からガスが噴出しています、08.05尾根 左手南峰は入山禁止です 噴出口の直ぐ下を回りこんで北峰の東側へこの先も入山禁止 北へ岩場を少し上がると北峰山頂です 岩場で手を掛ければ熱いここは紛れも無く活火山です、南峰は立ち入り禁止ですがどこもガスが噴出しているようには見えません??立ち入りできる北峰の直ぐ下、登る途中なんかが音をたてて吹いています、風向きで分岐あたりでも硫黄臭がしました、08.10山頂からは360度の展望 北向けに座って 岳沢、涸沢からガスが盛んにわいていますが西穂からの尾根筋 その向こうの南岳・中岳・槍 右には 常念・蝶ヶ岳 下には上高地 左には 笠ヶ岳 ロープウェイ・西穂山荘 18日からの予定だった穂高を眺めてうまくいってればこの時間だと吊り尾根あたりかなガスってるな、でもこの状態なら早い時間涸沢岳からは 北穂・大キレット・南岳・槍と凄い展望が楽しめたんでは何て行けなかった穂高を眺めて少しは満足して08.50下山開始 分岐09.30 ここからはひたすら足場の良い所をさがしての下山です時々霞沢岳が見えるぐらい風の通る所で10分休憩して10.50登山口。

左、北峰の東側のガスの噴出です、直ぐ右下に3人歩いてますが分からないですね?風向きで息苦しくなるこんな所を歩いていて良いんだろうか?

右、北峰2393mから南側の火口の湖とその左から噴出すガスです。
左、分かり辛い写真ですが、左手前から二つ目の尾根にロープウエイ西穂山荘も良く見えます、白い雲の上が西穂 すぐ右のガスの中の黒い点が奥穂・その右の黒いのが前穂です。西穂の左には北に続く南岳・中岳・槍 目には綺麗に見えますが写真ではなかなかね・・・・。

右、分岐からはこんなに綺麗な”焼岳”を見ながら左南峰右北峰間の最低鞍部、噴出すガスのすぐ左手に上がります。

 


















御岳 3067m   2003年9月1日  早朝豪雨後曇りガスはほとんど切れず。

田の原〜王滝頂上〜剣ヶ峰〜二の池〜トラバース道王滝頂上〜田の原

私のコースタイム(実歩行時間) 田の原 01.44 王滝頂上 00.23 剣が峰 00.15 二の池 00.25 王滝頂上(トラバース道) 01.20 田の原

入山時間 5時間12分  歩行時間04.07  食事休憩01.05

前回豪雨で中止の御岳山へ再度チャレンジと03.00に家を出て06.30田の原駐車場着 10分ほど前からラジオにガリガリノイズが入る、凄いガスで視界は10mほど天気予報を聞こうと待機中に時折激しい雨、予報では所により雷雨・・・雨は雨具・傘(森林限界まで)で、ガスは地形図・コンパスで、でも雷だけは・・・・。諦めて帰りかけ新滝・清滝など見てると少し雲が切れ気味、ラジオのノイズも無くなり田の原に戻り2時間以上遅れて08.48入山 あかっぱげ09.17 金剛童子09.28 富士見台09.51 このあたりまでは振り返ると時折ガスの切れ間に田の原駐車場が見えます 下山時にはガスは切れませんでした、王滝頂上10.37 剣が峰11.00 両山頂共ガスで方向が分からずコンパスで確認しましたが道標がしっかりしてるから迷う事はありません、でも常に今現在どちら向けに進んでいるのかの確認だけでもしてないと不安になるほどのガスです、時間も遅くなったし”賽の河原・摩利支天”は諦めて ガスの切れ間に二の池が見れないかと向かい11.25何とか写真も撮れ 剣が峰をトラバースするコースを歩いていると20cm弱の大きさの鳥が足元に飛んできて遊んでいます、12.00王滝頂上 九合石堂12.15 此処で40分食事休憩 田の原駐車場には14.00に着いて 14.20ホーム向け18.10家に着きました。御岳山頂には色々な石仏・モニュメント それが石がゴロゴロの足元気にして歩いてるとガスの中からいきなり出てきて不気味です、ほら貝を吹きながら歩いてる白装束の人 山全体の石仏 やはり木曽の御岳山は特異な山ですね、こんな天気の時は方位を失いそうですから山頂をあまりウロウロしないほうがいいと思います。

左、ガスの切れ間の田の原登山口。

右、九合目あたりからの南側 ガスの切れ間の田の原駐車場です。真中の横に白いのがそうです。
左、一瞬のガスの切れ間に撮った”二の池と雪渓”天気が良くて池に日が差していれば綺麗なエメラルドグリーン(ブルー?)が撮れると思います。

右、足元に飛んでくる小鳥です、20cm弱で全体にこの時期の保護色のこげ茶ですが、羽の下側は少し綺麗な色をしていました。
横井先輩から、イワツバメとの事でした、私が調べた範囲でもそうだと思います。




















仙丈ケ岳  3032.6m  2003年9月22日   曇りのち晴れ    最低気温5度

コース  北沢峠〜大滝頭〜小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳〜 仙丈小屋〜馬の背分岐〜大滝頭〜北沢峠

私のコースタイム(実歩行時間) 北沢峠 00.45 三合目 00.27 大滝頭 00.53 小仙丈ヶ岳 00.50 仙丈ケ岳 00.45 馬の背分岐 00.10 薮沢小屋 00.17 大滝頭 01.00 北沢峠 

入山時間 5時間52分  登り 02.55  下り 02.12  休憩 00.45

台風15号が来てますが南側を進むコースで何とか行けそう、でも時間が始発のバスで北沢峠から最終のバスまでの時間が6時間20分 ガイドブックでは登り04.00下り03.00 時間が足りませんがせめて展望の利く小仙丈ケ岳までと朝05.00に家を出て高速を使って07.45に長谷村仙流荘無料駐車場に着いて始発08.25まで時間があるからウロウロしてると道路沿いに小さな建物 覗けば右側が畳で布団もあって無料で前夜泊出来ます、左側は更衣室らしいんですがソファー椅子があり布団もある?親切ですね、始発に乗りましたが登山客は私だけ あとは10人の戦友会の旅行の先輩諸氏だけ でも展望の無い北沢峠寒いしどうするんだろうね、台風の影響か高度をあげるとガスが濃くなってきました 北沢峠09.20直ぐに 森林の中を歩き出して三合目10・05 5分休憩大滝頭10.37 真っ直ぐに小仙丈ケ岳に向かいます、20分ほどで森林限界です、振り返りますが”甲斐駒ケ岳”ガスで見えません、進行方向の楽しみにしていた”富士山”北岳”間ノ岳”一つも見えません、小仙丈ケ岳11.30 甲斐駒左の”鋸山”は見えてきました、もう少しで見えるかも 行動食とおやつで15分休憩 何とか”仙丈ケ岳”まで時間内に行けそう尾根筋を進みます、12.35仙丈ケ岳 ガスが切れてきて期待 甲斐駒・北岳見てるが、北岳右手の間ノ岳が一瞬見えただけ バスの時間が心配で12.55仙丈小屋向け下山開始 直後に甲斐駒のガスが晴れて慌てて写真を撮るがこの後は概ね晴れていました 北岳方面も晴れてるのかな?小屋の直ぐ下に水場がありお花畑になっています、馬の背分岐13.40 10分で薮沢小屋へ5分休憩 ずーとお花畑がありました、シーズンにはこちらから登った方が楽しく楽かも・・・。14.12大滝頭 北沢峠15.12 無事長谷村行き最終15.55に間に合いました、バスが来るまで峠は木陰で気温も7度寒くて”長衛荘”のストーブで助かりました。行きにはガスで見えなかった山・景色を色々バスのドライバーが説明してくれて写真を撮る間停車親切です。さる・かもしか・鋸山の”鹿の覗き”これは山頂右手に縦3m横1mの穴が自然に開いて 日陰になった穴から青い空が見えました。
左、小仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳への尾根、山頂直下からの山頂、左へは大仙丈ケ岳 右へは下山予定の仙丈小屋方面。

右、仙丈ケ岳山頂から仙塩尾根の大仙丈ケ岳、右に雲海に黒いのが 烏帽子岳・常念岳、左手の 富士山・北岳は見えませんでした。
左、甲斐駒ケ岳 凄い迫力で迫ってきます、右は摩利支天13.00過ぎ下山時にガスの中から姿を見せました、次回はぜひ登りたいですね。

右、山頂からの仙丈小屋 こちらから馬の背向けに下山します、お花畑・水場が沢山あってシーズンには此方から登ったほうが楽だし楽しめそうですね。尾根上の山は八ケ岳です。


今回ガイドブックのコースタイムが7時間始発のバスで最終までは6時間20分 それでも何とか間に合いましたがこんな忙しい山行でなく次回は夏休みの2時間以上バスが早く出る時期に 仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳(泊まれないから2回でですが)どちらもゆっくり楽しんで登りたいですね。

高速代金  三好〜伊那 ¥4250 南アルプススーパー林道 仙流荘(長谷村)〜北沢峠 往復(荷物含む)¥2600
時間に余裕のある人は前日に仙流荘駐車場の布団付きの無料の施設を利用するのも良いかも、帰りにはお風呂もありますよ。


















籾糠山 1744m  2003年10月20日  晴天

コース  天生峠〜天生湿原〜カツラの大木〜木平湿原分岐〜山頂〜分岐〜木平湿原〜カツラの大木分岐〜天生峠   

私のコースタイム  天生峠 00.20 天生湿原 00.10 桂の大木 00.33 木平湿原分岐 00.40 山頂 00.38 分岐 00.20 木平湿原 00.27 天生湿原南側、西・東コースの分岐 00.15 天生峠
時間4時間  登り 1.43  下り 1.40  食事休憩 0.37

久しぶりに天気が良さそうで04.00に家を出ました、前日01.30頃まで飲んでいたせいで眠い、天生峠に06.50に到着 車は2台止まっているだけ飲みすぎで体調悪く車内で仮眠してると車の音、環境協力費を徴収のお姉さん(お嬢さん?)の車 準備をして07.50入山今日は本当に良い天気です、風も無いから遠くの展望が心配なんて思いながら歩いて湿原へ08.10西コース10分で 甘い臭いの桂の大木へ08.20直進して08.53木平湿原分岐で休憩 ここから登りが少しきつくなり日陰では霜が降りています09.40籾糠山山頂20分間食事(おやつ程度)休憩 10.00下山開始10.38木平湿原への分岐 右に向かいゆるい登りを行きます15分ほどで葉が落ちて赤い実を沢山付けた木そしてすぐにダケカンバ・ぶな等の巨木・大木・・・・ぶなの巨木はよそでも沢山有りますがダケカンバのこんな巨木そして数 見たことが有りません歩いてる20分ほどの間続く巨木の原生林 入山時の環境協力費余分な事(余分なベンチ・展望台・木の名前の木札を付ける等)に使わずに現状維持(自然のまま)に徹してくれると良いんですが、10.58水量の有る木平湿原 ダケカンバの大木左へ、でも行き止まりの道標 小さな湿原ですが水に木々が写って素晴らしい展望です。少し進んだ後は桂の大木分岐までずーと下ります、11.25天生湿原ここのベンチで湿原散策の年配の御夫婦数組と雑談して10分の休憩、11.50天生峠登山口、出発時”いってらっしゃい”って送ってくれたお姉さん、「お帰りなさい、入山時体調がって言ってたのに凄いスピードで降りてきたけどもう籾糠山まで行ってきたんですか?」私「行ってきましたその先”猿ヶ馬場山”へも行きたかったんですが 杭を打ってロープをはり 進入禁止の看板まであり断念しました」お姉さん「登山者で道を付けてしまった人がいて危険だから禁止しています」だって。私の知り合いのベテラン一週間前に行ったんですよね 猿ヶ馬場山へ。

最高の天気の中 海抜1500m前後の紅葉です。
手の入ってない原生林ですから 黄色が多いんですが紅を見つけて撮りました。
左、木平湿原近辺の葉は落ちて真っ赤な実が沢山付いた木ですがこれも他では此処まで大きい木は見たこと有りませんしずーと何本も続いています。

右、木平湿原です、小さな湿原ですが天生湿原よりずーと高い所に有るのに水量が有りますそしてその水面にダケカンバが写っています。
素晴らしい自然です。
左、下山時木平湿原分岐の少し手前 急坂で日に当たって見事な薄緑の葉と赤い実です。

右、籾糠山山頂から東、北アルプスの山々です。
手前の前山の木々が見事に水墨画のようですが画像が小さくて残念ですね。

今回も一週間前に山行の師匠アンチャンが行って 続いて私の山行です、紅葉の名所は人工的で紅葉なんですが自然のままの紅葉は 黄葉なんですよね でも黄・緑の中に時々紅がある だから映えるんですよ、本当に何年ぶりで凄い紅葉を見させてもらいました。
全体にきつい所の無い山ですがぜひ”木平湿原”には行ってください 素晴らしいダケカンバの巨木林が歩いて延々20分ほども見れます、感動しました。