■ NISSAN SAFARI VR-Y60
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日産 サファリ  VR−Y60

TD42型 4.2L 6気筒 NAディーゼル



「冒険王」のキャッチコピーと直列6気筒、4200CCディーゼルにやられた。(笑)

オフロードを走るためにあるような足回りだったけど、豪華な内装と快適な装備は

とてもオフロードで壊す気になれず、専ら釣りと冬のスキーの足として

使っていたが、3ナンバーワゴンが登場して方や普通車、私のは1ナンバー

であるがために4トントラックと同じ中型車という格付け。

同じ車なのに割高な高速料金などがしゃくにさわり、1年車検で1回に13万円弱は

ビンボー人にはキビしく、KZJ78プラドにバトンタッチとなった。


雪道などは手を煩わせないオートフリーハブで。

確実にロックしたい時はレンチで回せば、マニュアルロックと画期的だった。

グランロードの装備として、

レリースデバイスは車内からボタンひとつでスタビライザーを解除できる。

リアのデフロックもその恩恵を何度受けたことか。(笑)


逆にグランロードの気に入らないところは、

オーバーフェンダーを含めた”恐怖の三段腹”(笑)

そのお陰でETCが無かった当時、料金所で腕を一杯伸ばしてもギリギリ。

寄り過ぎてタイヤのサイドウォールを縁石で擦ることも暫し。(笑)


パワーウインドにエアコンと、今までのオフロード車には無縁な装備。

リアシート畳めば足伸ばして寝れるし、イイ車だったけどな・・・(笑)

車中泊は快適で楽しみのひとつだった。


釣り竿が似合う!(笑) これはオフで壊す車じゃないな・・・。 岐阜県 付知川


岐阜県 庄川にて。
新潟県 小滝川にて



静岡県 富士川河口にて。



三保にて。 サファリの運転席で何かワルサしているのはタヌキのおじさん。(笑)
左はオケッつぁんのテラノ。


釣りで駿河湾の砂利浜、三保の浜も、沼津片浜もディックシーベック

ラジアルXT 32X11.5R ではフカフカな砂利浜も快適に走ってくれた。

そんなサファリだが、車検あがり、ノーマルタイヤで片浜に乗り入れた時だった。



波打ち際に向けて下り勾配となっている往きは良かった。

上り勾配となる帰りは、どこを通ってもフカフカな場所があって、

そこを乗り越えることがどうしてもできなかった。

参ったなぁ…

こんな場所じゃ助けも呼べないし、周りに四輪駆動車はいないし。

もがけばもがく程、2.5トンの車体は砂利に埋もれてく。

穴を掘ってしまったら万事休す。それこそ墓穴である。

半分泣きたい気持ちを押さえてイチかバチかでデフロックオン。

前進では功を成さなかったが、バックに入れると僅かに動いた。

シメた、 ヨッシャア! 行けぇ〜〜!!!

アクセル踏む足に力を込めると、砂利煙を巻き上げながら

怪獣の如き轟音を上げながらサファリは動き出した。

アクセルを緩めることなく、無我夢中で吹かし続けた。

そして何とかグリップする場所まで生還することが出来た。

助かったぁ…♪

改めてオフロードタイヤとデフロックの有難味を痛感した。

サファリでは後輪しか設定の無いデフロック。

前進だと掘れてグリップしない前輪が抵抗となって進むことが出来ないが、

バックなら1本の軸と化した後輪で引っ張る形となり進むことが出来る。

まさしく”押してもダメなら引いてみな”的発想が功を成した形だ。

何はともあれ、もう釣りのことなんかどうでもよくなった。

無事に生還できたことだけで”お腹一杯”だった。(笑)





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