■ MITSUBISHI  JEEP J53
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三菱 ジープ  J53

4DR6型 2.7L 4気筒 直噴ターボディーゼル



四輪駆動車の代名詞のような車、ジープ。

かつてこの時代、このテの車に詳しくない一般の人々は、

例えばパジェロやランクルを見かけても、一様に”ジープ”と呼んでいた。

そんな四輪駆動車の代名詞のようなジープに乗ってみた。


時代に取り残された車。自衛隊があるがために生きながらえてきた車。

同じ車から派生した本家アメリカのジープは画期的な進化を遂げたというのに、

平成ともなる時代にパワーステ無し、四輪ドラムブレーキ。

しかしエンジンだけは直噴化された4DR6型4気筒2.7Lターボディーゼル。

逆にそのパワーが不整地では裏目となることもあった。

後のJ55ではJ54と同じ4DR5に戻され、インタークーラー付きターボで登場した。

何せ直噴は排ガスが臭かったもんなぁ…。

トランスミッションは4速しかなく、高速道路ではエンジン音と

風切音と幌のバタつきでラジオは聴こえず会話もままならない。

当然エアコンなんか無いし、暖房ヒーターもHOT←→COOLの切り替えのみ。

温度調節できないから暑くなってきたらファンを止めるしかない。

快適という言葉からは程遠い、それでも不思議な魅力を持った車であったことは確かだ。



ノーマルでもモーグル地形では比較的追従性の良い足であったが…


何せパワステが無いから掘れた轍にハンドルを取られ、このような場所ではよく捕まった。

上で「もうちょい右」とか「左」とか誘導してくれていても、結局のところ轍に捕まり成す術が無い。

力任せに突破しようとすれば跳ね返されて写真のように車体が浮いてしまう。(笑)


だが、このような場所で「絵」になる車と言えば、ジープかランクル40くらいだろうか?

(岐阜県某所)


★2インチアップサスペンション

★ブラッドレー05 & BFG ラジアルマッドテレーン T/A 30x9.5R(ラガーより移植)

ブラッドレー05&ディックシーベック ラジアルMC 30x9.5R

ブラッドレー02&グラバー マッドテレーン 31x10.5R

★TYマフラー

★自作ランプステー、ターボタイマー





オープンで走行している写真が1枚も無かった。 そりゃカッコイイけど、鼻の穴の中真っ黒になるし、

夜にシャンプーしても泡が立たない。 山間部では昼間は快適でも夕方は寒い。

オープンでヒーター全開にして震えながら走ったこともあった。
←全く意味ないし・・・

着脱が面倒だから、一度外すと暫くそのまんま。天気が怪しい時は乗って出られないし・・・(笑)


楽しい車ではあったが、この頃スキーにも行くことが多かったため、

快適に車中泊できる車を物色中、前車ラガーを下に出してジープを買った追い金。

その追い金に迫る程の下取り価格の見積もりを出してくれた日産のディーラー。

その努力に報いて、一度は乗ってみたい候補の一つだったサファリに即決サイン。

従って私にとって、ジープは足回り弄った分だけの、乗っただけ儲けのタダに近い車だった。(笑)




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