愛蔵盤級 | 協奏曲 | ||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:SMK47637 | ソニー(CBS) ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||
スタジオでのセッションであるが、空間の広さを感じさせるホールトーンは充分に確保されており、ソロ・ヴァイオリンの豊な残響成分が伸びやかに放射され、高音域まで豊に捉えられている。音像の中心に定位したヴァイオリンは、艶やかで透明感のある美しさを表現している。ソロの極上の美しさに比べると、残念なのはサポートする側のオーケストラの粗雑さである。音圧や音量面で不足するものはないのだが、パートやセクションの定位や質感がバラバラで、Tuttiにおける音の荒さも問題である。オーケストラにもホールトーンは含まれて入るが、それが返ってffでの音響的な飽和に陥ることになり、この時代の定まらないオーケストラ像が浮き彫りになっている。 この演奏は1973年の録音だが、レコードとしてのリリースは実現しておらず、バーンスタインの死後、1993年になってようやくCDでのリリースとなった。 |
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愛蔵盤級 |