文化財級 | 協奏曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:JMCXR−0009 | ビクター(RCA) XRCD2 ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
1957年に行なわれた3chでのステレオ録音である。音像は、オーケストラを生々しく捉えた近接的なリアル音像であるが、そうかと言って窮屈に感じる閉塞感はなく、ステレオとして充分な空間規模と広がりを確保している。 ヴァイオリンは、雄大に鳴り響くオーケストラの中で、屹然とした存在感で朗々と、そして耽美に歌われている。そして見事な定位で捉えられている。 音質面でも時代を感じさせないクオリティであり、ノイズ感や硬質感はまったく無いと言ってよい。これほどの野太いサウンドは、近年のデジタル(ライヴ)では、ほとんど聴くことができなくなっており、至上のオーケストラサウンドとして評価できる。ダイナミックレンジもTuttiが余裕を持って捉えられており、音圧の圧縮は感じられない。3chという限られたマイクで捉えた音像は、機械的に重ねあわされたマルチマイクとは一線を画する世界観を描くことができており、オーケストラの一体感が生々しく再現されている。 こうした音像こそが、コンサートホールで体現できるオーケストラサウンドなのである。 |
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文化財級 |