文化財級	交響曲
	作曲家 ペーター・イリイチ・チャイコフスキー 曲名 交響曲第４番ヘ短調 指揮 クルト・マズア 演奏 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 録音 １９８６．８．１　ノイエ・ゲヴァントハウス プロデューサー ハンスヤーゲン・シェーファー エンジニア ドイツ・シャルプラッテン・クルー 評価項目 評価内容 ホールトーン ８ ステージレイアウト ７ リアリティ ７ クオリティ ８ ダイナミックス ８ 平均点 ７．６
商品番号：8.43339ZK	テルデック　ステレオ
解説
各楽器それぞれが十分に響きを持って定位していて、それが積み重なってオーケストラ全体のホールトーンを表現している。音像は極めて自然であり、弦と管のバランスも良好である。オケがＴｕｔｔｉでｆｆになってもバランスが崩れることはなく、耳あたりの良い録音である。ただ、その分楽器の一つ一つの音のリアリティや息遣いといったものが弱くなっていることがマイナスといえる。 ゲヴァントハウス管の金管がすばらしい。マズアとの組み合わせで全曲を録音しているが、どの演奏も金管の絶妙なバランスを楽しめる。どこまでも冷静でありながら、熱いエネルギーの塊が響き渡る。マズアの抑制の効いた表現との相性もよく、感情的ではないが聴き手をひき込む素晴らしい内容である。
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