文化財級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:B−2006−7 | スタジオフローラ ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
オーケストラの自主企画によるライヴレコーディングである。実況録音としてリリースされてはいるが、エンジニアは最良の仕上がりでオーケストラ音像をまとめあげている。 1楽章冒頭のホルンに出る主題の捉え方がインパクトがなく、演奏の期待感を沸き立たせないが、続くオケのTutti以降はダイナミックレンジの広い壮大なオーケストライメージが描かれている。各楽器の音像は明瞭で定位も良く、完成度の高いステージレイアウトを展開している。 サントリー・ホールの豊かな残響と、行儀のいい聴衆に助けられ、この録音はライヴで苦慮する客席のノイズに左右されることなく、高いSNとクオリティの高い音像表現を得ることに成功している。 各楽器の定位が曖昧にならなかった要因は、マルチマイクとはいえ極力マイクの本数を減らしていることにあると考察できる。原音再生に忠実な高品位な録音であると評価できる。マイク1本にどれほどの可能性があるのかをもう一度問うことのできる成功例である。 |
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文化財級 |