愛蔵盤級 交響曲
作曲家 アントン・ブルックナー
曲名 交響曲第9番ニ短調
指揮 ギュンター・ヴァント
演奏 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1998.9.20 ベルリン・フィルハーモニー
プロデューサー ジェラード・ゴーツ Gerald Gotze
エンジニア クリスチャン・フェルドゲン Christian Feldgen
その他 Live
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 7.4
商品番号:7432163244 2 RCA ステレオ
解説
このシリーズでの第1弾である交響曲4番で聴かせた積極的な音作りは幾分薄らいでしまった。左右一杯に広げたステージレイアウトはここでも表現されているが、金管セクションが随分後退した音像になっている。前作で金管の処理に問題があったため、そうした反省を踏まえての安全策だったかもしれないが、出すべきところを出さないとリアリティが薄まってしまい消化不良になってしまう。
結局、金管セクションが後退したことで弦セクションが前面にでた印象になり、オーケストラ全体のバランスから見ると適正な表現とはいえなくなっている。
ただ、シリーズでの比較でなくこの録音のみを聴くのであれば、十分なレベルに仕上がっていると評価はできる。
愛蔵盤級