愛蔵盤級 交響曲
作曲家 アントン・ブルックナー
曲名 交響曲第7番ホ長調
指揮 クルト・マズア
演奏 ニューヨーク・フィルハーモニック
録音 1991.9.13 
 エイブリー・フィッシャー・ホール
プロデューサー マーチン・フォーク Martin Fouqué
エンジニア エバーハルト・セングピール Eberhard Sengpiel
その他 Live
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 8.2
商品番号:9031−73243−2 テルデック ステレオ
解説
ホールトーン重視のオーケストラサウンドである。ステージレイアウトは奥行のある自然な配置であるが、各楽器の音像はやや小さくまとまっている。客席からの距離感を表現したものだといえる。こうしたほどよい距離感があることで、オケがTuttiになった時でも決してうるさくならず、適度に抑制の効いた仕上がりになっている。
マズアがニューヨーク・フィルに就任した際の記念の演奏会であるが、オケの側がマズアのドイツ文化を尊重し、きらびやかで迫力指向の演奏ではなく、ハーモニーのバランスを決して崩さない適正な演奏を披露している。音響が悪いと評判のホールであるが、この録音で聴く限り、オーディオ的にはまったく不足はない。
愛蔵盤級