文化財級 交響曲
作曲家 ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
曲名 交響曲第4番変ロ長調
指揮 レナード・バーンスタイン
演奏 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1978.11.2  
ウィーン・ムジークフェラインザール
プロデューサー ハンス・ウェーバー
エンジニア クラウス・シャイベ
その他 Live
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 7.6
商品番号:423 481-2 グラモフォン ステレオ 
解説
この組み合わせの一連の全集の中で、2番とともに成功した録音の一つである。又、音像が近すぎることもないので、耳障りの良い響きの中でオーケストラを楽しむことが出来る。ステージレイアウトは、弦セクションが指揮者を挟んで左右に小さく固まってしまうこともなく、広がりのある良好な表現である。
バーンスタインが「ビックリ箱を開けるような曲」と評していたように、1楽章の、序奏から主題へと突然に流れ込んでいく様が、この曲のつかみであり、聞かせどころでもある。一気にエネルギーが放出されると、その緊張感は緩むことなく次から次へと紡がれてゆく。全般的にバーンスタインの解釈は流麗とはいえないが、力強いアクセントを重ねながら、ぐいぐいと、聞き手をフィナーレへと引き込んでいく。
文化財級