文化財級 交響曲
作曲家 レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ
曲名 交響曲第4番 へ短調
指揮 レナード・バーンスタイン
演奏 ニューヨーク・フィルハーモニック
録音 1965.10.21 エイブリー・フィッシャー・ホール
プロデューサー リチャード・キロウ
エンジニア
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 8.4
商品番号:SMK47638 ソニー(CBS) ステレオ 
解説
ホールトーンは充分に実物大のオーケストラをイメージさせるだけの広がりがあり、伸びやかなTuttiを捉えている。
ステージレイアウトは少々ステレオ感を意識した強調感が否めないが、それでも、金管楽器群の広がりのある定位感は好ましい仕上がりである。音質面では時代相応のクオリティであるが、この曲の持つ暴力的で粗野な雰囲気がほど良く演出されている。
乾いたはち切れんばかりの緊張感が楽曲の全編を支配し、オーケストラは血しぶきを上げて唸り声を上げている。ダイナミックレンジには多くを望めないが、それでも、当時のオーディオ再生には充分すぎるほどの音響が刻まれていると評価できる。

文化財級