文化財級 | 管弦楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:429 231−2 | グラモフォン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
近代的で重厚な楽曲を強烈なダイナミズムで表現した迫力ある録音である。ライヴィセッションであるが、このレーベルにしては客席のノイズやホールの空気感をほどほどに残し、会場の生きた雰囲気を伝えている。 オーケストラの音像は左右一杯に広げたステレオ感の中で、各楽器が曖昧にならず適正に定位している。ただ、セクション間のつながりにまとまりのなさも散見され、そうした音量的な処理の不具合が原因となって音像の奥行が不足してしまっている。しかし、それは他の要素が素晴らしいだけに、相対的に浮き彫りになった問題であり、神経質に聴かなければなんら問題のない程度の現象である。 一方、ダイナミックスはのけぞるほどの迫力があり、Tuttiでのffが混濁したり圧縮されることはなく、豪快で豪放なオーケストラを余すところなく捉えている。オーディオ再生の限界に挑戦するかのような、マニア向けの高品質録音であると言える。 |
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文化財級 |