愛蔵盤級 交響曲
作曲家 イーゴル・ストラヴィンスキー
曲名 交響曲ハ長調/3楽章交響曲
指揮 レナード・バーンスタイン
演奏 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1982.4.25/1984.5.23
フレデリック・マン・オーディトリアム
プロデューサー ハンス・ウェーバー
エンジニア カール・アウグスト・ネーグラー
その他 Live
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 7.6
商品番号:415 128−2 グラモフォン ステレオ
解説
ハ長調は、ライヴセッションのためホールトーンを犠牲にしながらも、各楽器のリアリティをよく捉えている。オーケストライメージは、左右の広がりや楽器の定位も悪くなく、良好な仕上がりといえる。
しかし、セクション間の音像表現に一貫性がなく、弦セクションを前面にクローズアップしたようなバランスを基に、木管セクションも同じようなサイズで展開する。これに対しブラスセクションは随分後方に描かれていて、奥行感を狙ったとはいえ、ステージレイアウトとしてはまとまりがなく違和感を抱く。マルチ録音であるならば、むしろもっと積極的に音像表現を工夫すべきであろう。
一方、3楽章交響曲の方は、録音年代が若干新しいとはいえ、エンジニアのオーケストイメージは変わっていない。ただ、楽器編成が拡大しているこちらの曲は、ピアノ・打楽器などを印象的に聴かせようとしたため、pからfまでのつながり具合に問題を感じる。評価としては同レベルだが、満足度はこちらの方が若干落ちるだろう。
愛蔵盤級