愛蔵盤級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:415 128−2 | グラモフォン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
ハ長調は、ライヴセッションのためホールトーンを犠牲にしながらも、各楽器のリアリティをよく捉えている。オーケストライメージは、左右の広がりや楽器の定位も悪くなく、良好な仕上がりといえる。 しかし、セクション間の音像表現に一貫性がなく、弦セクションを前面にクローズアップしたようなバランスを基に、木管セクションも同じようなサイズで展開する。これに対しブラスセクションは随分後方に描かれていて、奥行感を狙ったとはいえ、ステージレイアウトとしてはまとまりがなく違和感を抱く。マルチ録音であるならば、むしろもっと積極的に音像表現を工夫すべきであろう。 一方、3楽章交響曲の方は、録音年代が若干新しいとはいえ、エンジニアのオーケストイメージは変わっていない。ただ、楽器編成が拡大しているこちらの曲は、ピアノ・打楽器などを印象的に聴かせようとしたため、pからfまでのつながり具合に問題を感じる。評価としては同レベルだが、満足度はこちらの方が若干落ちるだろう。 |
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愛蔵盤級 |