文化財級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:SM2K 47619/47622 | ソニー(CBS) ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||
5番と7番を除く5曲を、65年から2年ほどかけて録音したものである。各曲音像表現に若干の違いはあるものの、おおむね仕上がりは同等と評価した。中でも2番が知名度とともにクオリティが高かったため、代表として解説する。 マルチマイクでの近接的な録音であるが、ホールトーンを程よく感じさせるよいバランスを保っている。各楽器の音像は曖昧さのないクリアな仕上がりで、ステレオ感のあるステージレイアウトも評価できる。オンマイクとはいっても、ステージ上の響きが充分に捉えられているので、オーケストライメージを崩すようなことはなく、視界の広い雄大な音像表現が展開されている。また奏者の息遣いを感じるようなリアリティも得られていて、マルチ録音のメリットが生かされている。 バーンスタインのシベリウスは、後にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのライヴセッションがリリースされたが、演奏ではなく録音での評価で見れば、旧盤のこちらが断然聴き応えがある。 また、評価から外れた5番と7番は、録音の古さもあるが響きが硬く伸びやかさもないため、オーディオソースとしては聴く喜びを見出しにくい録音である。 |
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文化財級 |