愛蔵盤級 交響曲
作曲家 ディーミトリー・ショスタコーヴィチ
曲名 交響曲第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」
指揮 クルト・マズア
演奏 ニューヨーク・フィルハーモニック
録音 1993.1  エイブリー・フィッシャー・ホール
プロデューサー マーチン・フォーク Martin Fouqué
エンジニア エバーハルト・セングピール Eberhard Sengpiel
その他 Live
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点
商品番号:4509−9084−2 テルデック ステレオ
解説
バスの独唱と男声合唱、それにフル編成のオーケストラでまとめられた無骨な響きのする交響曲である。録音は、バスが他の楽器と比べて若干クローズアップされているが、男声合唱とオーケストラのバランスは実物大のまとめ方で、自然な仕上がりといえる。充分な迫力と量感を持った音像表現で、リアリティのあるオーケストラサウンドである。
一方、大規模な音響を処理するためにステージレイアウトをコンパクトに捉えているようで、これが原因で奥行感に欠けた空間処理になっている。オーケストラと合唱、それに独唱がおのおのどういった配置で演奏されているのかという、位置関係があまり伝わってこない録音である。
しかし、ダイナミックレンジは充分に確保されていて、ライヴのリスクをほとんど感じさせない良好な仕上がりであると評価はできる。
愛蔵盤級