愛蔵盤級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:427 632−2 | グラモフォン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
楽器の一つ一つの音は小振りながらも、明瞭で見通しの良い音像が捉えられている。マルチマイクの利点をうまく生かした仕上がりといえる。 弦セクションと管セクション間のバランスも良好で、ステージレイアウトは各楽器を適正な定位でまとめている。また、ステージ上の空気感もほどよく含まれていて、生き生きとしたリアリティも感じ取ることができる。ライヴセッションのため、客席の気配を嫌ってホールトーンは重視されておらず、豊な残響を持ったオーケストラサウンドとは言えない。しかし、マイクと楽器の距離感が巧妙に計算されているため、開放的で余裕のある音像表現となっている。 ダイナミックレンジは打楽器群に力点が置かれたバランスになっていて、充分な迫力はあるものの、他の楽器と比べると強調感は否めない。 この録音は先にも述べたようにライヴ録音となっているが、人の気配が全く感じられない。同録の7番にはライヴとしての気配が削除しきれないものとして残っているが、1番にはそうした痕跡はない。もしかしたら、クレジット上の誤りで、1番はスタジオセッションであったのかもしれない。なお、録音評価としては、7番は一段低い評価となっている。 |
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愛蔵盤級 |