愛蔵盤級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
商品番号:427 645−2 | グラモフォン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
このレーベルとしては珍しく、ホールトーンとリアリティをバランス良くまとめた良好な録音に仕上がっている。オーケストラの細部を丁寧に捉えた、室内楽的なニュアンスを充分に伝える内容となっている。また、この曲の特徴でもある、パウゼ(間合い)が重要視されていて、ホールトーンやステージ上の残響成分を積極的に取り入れることで、豊なオーケストラサウンドを表現することに成功している。 一方、ステージレイアウトや音質においてはこの時代相応のクオリティであり、特筆すべきものではないが、客席のノイズなどは全く感じることはなく、上質な音像に仕上がっている。しかし、ステージレイアウトでは、各楽器のバランスにエンジニアの嗜好が強く影響しており、Tuttiでのオーケストライメージに違和感を持つことになる。 バーンスタイン晩年のシューベルトは、評価の賛否が分かれることになるが、「未完成」では彼ならではの新しいアプローチも窺え、一音一音を丁寧に描き、微細なニュアンスとダイナミズムを見事に両立させた演奏を聴かせてくれている。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
愛蔵盤級 |