愛蔵盤級 | 管弦楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:09026−61173−2 | RCA(BMG) ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
オーケストラは過不足ない音像表現の中でバランスよく定位している。色彩豊かなオーケストレーションを明瞭に捉え、奥行感も意識した自然派指向の録音である。ヴァイオリン・ソロは実物大のバランスでオーケストラの中に溶け込んでいる。 テミルカーノフとニューヨーク・フィルハーモニックの取り合わせは、レコーディングの場ではこの録音が唯一ではないだろうか。時間と金にうるさく、融通の利かないオーケストラに対し、当時勢いのあったテミルカーノフがどうコントロールするのか見ものであった。時折新しい閃きも散見されるが、総合的仕上がりとしては中庸を行く内容ではないだろか。オーケストラの側はパワフルで淀みなく、安定感で納得させる演奏を聴かせている。 同録の序曲「ロシアの復活祭」は、リムスキー=コルサコフが「シェエラザード」と平行して作曲していたもので、1ヶ月遅れで完成している。演奏もパワフルで屈託ない内容で、この曲のベスト盤であり、気軽に楽しめる逸品となっている。 |
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愛蔵盤級 |