文化財級 交響曲
作曲家 カミーユ・サン=サーンス
曲名 交響曲第3番ハ短調「オルガン」
指揮 シャルル・ミュンシュ
演奏 ボストン交響楽団
録音 1959.4.6  シンフォニー・ホール
プロデューサー リチャード・モア
エンジニア ルイス・レイトン
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 8.4
商品番号:82876−61387−2 RCA(BMG)  SACD ステレオ 
解説
ド迫力のオルガンが響き渡る。低域まで充分に確保された音像は伸びやかに豊に表現されている。ステレオ初期の録音のためオーケストラは左右に広げられたステージレイアウトだが、木管、金管などはその広い空間の中で見事な定位を聴かせている。
それぞれの楽器もリアリティの高い音像で、過不足の無いまとまりと言える。ただ、録音の古さから来る音の硬さが耳障りで、特に高音にその質感が強い。オルガンはまったく問題ないが、オーケストラのffで音が濁る傾向にある。
モアとレイトンは、この曲の壮大なサウンドを捉えるために、客席などにも奏者を配置して広がりなどを表現したそうである。
文化財級