文化財級 交響曲
作曲家 カミーユ・サン=サーンス
曲名 交響曲第3番ハ短調「オルガン」
指揮 ジェイムズ・レヴァイン
演奏 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1986.6  ベルリン・フィルハーモニー
プロデューサー ウェルナー・マイヤー
エンジニア ウォルフガング・ミットレーナー
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 8.4
商品番号:419 617−2 グラモフォン ステレオ 
解説
オーケストラの音像は適正な大きさでまとまり、ダイナミックレンジも定位も自然な仕上がりである。全てがバランスよくまとまっているため、特記すべきものがないとも言えるが、マルチ録音でこうした自然なオーケストライメージが描けるというのは、エンジニアの正しい判断と高い見識がなければできないことである。
最近の広いダイナミックレンジになれた耳には、少し遠慮がちな音像表現にも聴こえるが、過度にサウンドを広げない方向性は好感がもてる。
このようなバランスの録音はなかなか聴かれるものではなく、80年代を代表する成功例と言えよう。
文化財級