愛蔵盤級 | 管弦楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:PCCL−00374 | キャニオン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
全体の評価としては、豊かなホールトーンの中に、程よい距離感を保ったオーケストライメージが展開する、なかなかの録音である。しかし、ローマの松冒頭から指揮者の気配が耳障りでうんざりする。通常の天つりマイクならば、このような気配は拾わないから、この収録は床からマイクを立ち上げたセッティングだったのだろう。指揮者がどれほど激しく指揮台の上でどたばたしたのかは分からないが、明らかにエンジニアの不手際なのだから、編集段階で切り落とさねばならない。ライブだから許されるというものではなく、商品として許される範囲を超えているといわざるを得ない。 一方、録音そのものは、時折ホールトーンに楽器の音像が埋もれてしまうこともあるが、弦セクションと管セクションのバランスは悪くなく、フルオーケストラが鳴っても音が濁ることもない。雰囲気に拠った表現ではあるが、クオリティは高いと評価できる。 |
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愛蔵盤級 |