愛蔵盤級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:PCCL−00569 | キャニオン ステレオ HDCD | ||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||
弦楽器も管楽器も伸びやかに響く上質なホールトーンを支えにして、各音像が透明感と奥行感を捉えながら定位している。左右に配置されたヴァイオリンセクションが効果的にステレオ感を強調し、荒削りなブラスセクションが華やかで躍動的なオーケストラサウンドを演出している。 スタジオでの録音であるが、空間表現の巧みな処理によって、充分なホールトーンを確保している。オーケストラはTuttiになっても窮屈な響きになったり耳障りになることは無い。音質面やダイナミックレンジは申し分なく、最新のデジタルフォーマットを生かした高品質の録音である。 ただ、ステージレイアウトでは、各楽器の定位や音量バランスに曖昧さが散見され、オーケストラの全体像が捉えにくい仕上がりとなっている。また木管楽器に実存感が乏しく、弦楽器のバランスに埋もれてしまっている。こうした配慮の欠如がこの録音の評価をいま一歩高く出来ない原因としている。 |
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愛蔵盤級 |