愛蔵盤級 協奏曲
作曲家 セルゲイ・プロコフィエフ
曲名 ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番
指揮 ディミートリー・キタエンコ
演奏 フランクフルト放送交響楽団
Vin.アン・アキコ・マイヤーズ
録音 1995.6.10 Frankfurt Hessian Radio
プロデューサー デヴィッド・フロスト
エンジニア Rüdiger Orth
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 8.6
商品番号:09026 68353 2 RCA  ステレオ
解説
ソロ・ヴァイオリンとオーケストラのバランスのよい過不足のない録音である。オーケストラに対してソロがことさら強調されることもなく、全体の音像表現は自然でまとまりのよい仕上がりとなっている。しかし、まとまりの良さに対し眼前に迫りくる様なリアリティは弱く、ソロにもオケにも言えることだが、ダイナミックレンジは充分確保されてはいるものの、奏者の息遣いやエネルギーの力強さには欠けている。
ホールトーンは各楽器の残響成分としては充分に捉えられているが、そこに空気感や気配といった生々しさが無く、実存感に乏しい音像に聴こえてしまう。評価に対し、満足感がいま一歩足りない結果となっている。
愛蔵盤級