愛蔵盤級 | 管弦楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:437531−2 | グラモフォン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||
ダイナミックレンジだけを売りにしたような、バランス感覚の鈍い録音である。オーディオソースとして楽しめる材料はたくさん詰まっているが、後世に伝え残すべき記録としてはアザトイ仕上がりである。 華やかなオーケストレーションで描かれるこの曲には、多彩な楽器、特に金管・打楽器(鍵盤楽器)に聴かせどころが多い。この録音は、そうした聴かせどころをこれ見よがしに強調していて、打楽器の打音や床を這うような重低音は、オーケストラ全体からすれば過剰な演出である。 各楽器も明瞭に捉えられてはいるが、各々のつながりが不自然で実存感にも欠ける。 演奏は、豪快で豪放。しかし激情型ではない。METの演奏能力の高さを見せつけたいがためのデモンストレーションだと言えよう。そうした意味からすれば、オーディオソースとして、これほど使い安い録音は他にはないのかもしれない。同録されている「春の祭典」もコンセプトは同じである。ただ、曲想的に「ハルサイ」の方がこの録音には合っているようだ。 |
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愛蔵盤級 |