愛蔵盤級 | 管弦楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:CD−325 | BIS ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
豊なホールトーンの中で、オーケストラの音像がまとまりよく定位している。ダイナミックレンジは広いのだが、それは空間表現としての広がりであり、オーケストラサイズとしては小振りな印象である。ステージまでの距離を感じる聴きやすい仕上がりだが、リアリティを犠牲にせざるを得ないのが残念である。 指揮者のセーゲルスタムは、フィンランド生まれの作曲家でもあり、19曲もの交響曲を作曲している。「展覧会の絵」はラヴェル以降、この編曲を模範としながら、その完成度を超えようと様々な作品が生まれている。その誕生は現在進行形であり、今後も腕に自信のある作曲家が挑戦するであろう。今回録音されたLeo Funtekの編曲版も大変聴き応えのある作品で、ラヴェルに劣らない大編成の仕上がりとなっている。ピアノ曲からのインスピレーションというよりは、やはりラヴェルを意識したものという印象は否めないのだが。 録音評としては、同録の「禿山の一夜」も同じような仕上がりである。 |
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愛蔵盤級 |