愛蔵盤級 | 協奏曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:427 676−2 | グラモフォン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ティル・アヴィヴでのライヴセッションである。80年代にバーンスタインとイスラエルPoによって盛んにライヴセッションが行なわれたが、オーディオソースとしての評価は決して芳しいものではなかった。後任のメータになり、録音そのものはめっきり減ってしまったが、その内容は、先の問題点を克服し、見通しの良い奥行感を持たせた音像表現を描くことに成功している。 ホールトーンはほとんど意識されることはなく、豊な響きを感じさせるには至っていない。しかし、オーケストラは程よい残響成分を含んでおり、伸びやかで生き生きとした音像が広がっている。ソロ・ヴァイオリンは実存感こそ乏しいが、高音の倍音成分まで損なうことなく捉えており、美しく潤った響きが広がっている。耳障りな硬質感もなく、音像が細身になったり重心が高くなることもないため、腰のある安定した仕上がりとなっている。 オーケストラのステージレイアウトは、各楽器が明瞭に定位し、セクション間をつなぐ空気感もほどほどに捉えられている。まずまずのリアリティを確保しながら、バランスよく音像を統一している。 |
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愛蔵盤級 |