文化財級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:CD−1308 | BIS ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||
このレーベルの一般的な音像表現とは違い、ここでの録音ではオーケストラが力強く、ダイナミックな手ごたえと生々しさを持って定位している。反面、奥行感や伸びやかな透明感は薄らいでしまっているが、それでもBISの生命線である繊細な空気感は適度に保たれている。従来のスタッフではなく、ラジオ制作のスタッフによる録音なのかもしれない。 ホールトーンは鳴り過ぎない程度に抑制されているが、各楽器が艶やかに響くに充分な残響は得られている。そうしたバランスのよさが支えとなって、オーケストラは曖昧にならず粒立ちの良い音像を構築することができているのである。 ステージレイアウトは、ワンポイント的なマイクアレンジによって、自然で強調感のない定位を示している。 リアリティにおいては各楽器がピックアップされたようなクリアな存在感はないが、客席で聴く自然な音像表現を感じることができる。その他、クオリティやダイナミックレンジにおいては申し分なく、オーケストラの原音再生を楽しませてくれる。オーディオソースとしての価値は高いものであると言える。 |
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文化財級 |