愛蔵盤級 管弦楽曲
作曲家 アントニン・ドヴォルザーク
曲名 交響詩「水の精」
指揮 ニコラウス・アーノンクール
演奏 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音 1999.10 アムステルダム・コンセルトヘボウ
プロデューサー フリードマン・エンゲルブレヒト
エンジニア ミヒャエル・ブランマン
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 8.2
商品番号:3984−25254−2 テルデック ステレオ
解説
ダイナミックレンジの広い、そして透明な空気感を持った高品位な録音である。コンセルトヘボウの優れたコンサートホールのキャラクターを生かしきっているかどうかは疑問ではあるが、スタジオ録音であることのメリットが充分に反映されている。余裕のある空気感は、客席を含めたホール全体の雰囲気を捉えた結果である。
テルデックだけでなく、多くのレーベルがライヴセッションでのリリースを行なっているが、経費削減と引き換えに、肝心のクオリティを落としているのが現状である。このディスクは「新世界より」とのカップリングで、当然そちらがメインであるが、やはりライヴセッションである。同じように録音された二つの曲ではあるが、比べてみるとライヴでない「水の精」の方がワンランク以上のクオリティ(完成された音像表現)を得ている。これからのオーケストラ録音のあり方を、こうした事例から考えてほしい。
愛蔵盤級