愛蔵盤級 交響曲
作曲家 アントニン・ドヴォルザーク
曲名 交響曲第7番ニ短調
指揮 チョン・ミュンフム
演奏 エーテボリ交響楽団  コンサート・ホール
録音 1987.12.5
プロデューサー Lennart Dehn
エンジニア Michael Bergek
その他 Neumann SM69 M269 SonyPCM−F1
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 7.8
商品番号:CD−452 BIS ステレオ
解説
ノイマンのマイク3本を使ったワンポイント的な録音である。ホールトーンは控えめな処理だが、自然な音像空間を表現している。オーケストラも実物大の自然なステージレイアウトで、各楽器の定位も良好である。弦セクションと管セクションの重量バランスが良く、作為的な印象を感ずることのない上品な仕上がりである。
唯一、音像がやや小振りにまとまっているため、距離的な曖昧さを感じることは否めない。これが細部の見通しを不明瞭にしている原因でもあり、オーディオソースとしては物足りなさを感じるかもしれない。しかし、ダイナミックレンジは充分に余裕があり、ffでオーケストラの音像が濁ったり定位がぶれることもない。
同録の「8番」は録音が2年新しいが、ホールトーンが薄く実存感も弱いため、充分なオーケストラサウンドを描くことが出来ていない。
愛蔵盤級