愛蔵盤級 | 協奏曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:410029−2 | グラモフォン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
オーケストラとソロ・ヴァイオリンの音質的なつながりの悪さがあり、響きの統一感がないのが残念である。しかし、オーケストラだけを評価すれば、各楽器のつながりや音像のまとまり、質感などはとてもバランスよく仕上がっていて、適正なオーケストラ表現であると評価できる。バーンスタイン・ウィーンPoによる一連のブラームス録音の中では、この録音は数少ない成功例であると言える。コンチェルトとして控えめな音像を狙ったと思われるが、それが返ってまとまりのよい自然なオーケストラバランスになったということであろう。それだけに、ソロ・ヴァイオリンがオーケストラの豊な響きと溶け合わない質感であるのが惜しまれる。ソロにはスポットマイクが与えられていると思われるが、そのミキシングが異質な距離感を生んでしまったようだ。オーケストラだけの評価であれば、もう一段高い数字になったであろう。コンツェルトハウスという空間規模の広いホールでの録音であるということも、全体の音像が豊に広がった要因とも言える。 |
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愛蔵盤級 |