愛蔵盤級 協奏曲
作曲家 ヨハネス・ブラームス
曲名 ヴァイオリン協奏曲
指揮 クルト・マズア
演奏 ニューヨーク・フィルハーモニック
Vin.アンネ・ゾフィー=ムター
録音 1997.7  エイブリー・フィッシャー・ホール
プロデューサー マーチン・フォーク Martin Fouqué
エンジニア ウルリッヒ・ベッテ Ulrich Vette
その他 Live
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 8.2
商品番号:457075−2 グラモフォン ステレオ
解説
テルデックレーベルの専属であったクルト・マズアが、ムターからの希望により起用された組み合わせである。プロデューサーにテルデックでおなじみのマーチン・フォークがクレジットされているが、録音された音像はグラモフォンの響きであり、プロデューサーの嗜好する音像表現というものが、、レーベル固有の音像イメージからは抜け出せないということを示している。
ここに聴く音像は、グラモフォンらしい、生々しさの薄い小奇麗な内容である。グラモフォンが陥ったマルチチャンネルによる音の足し算がもたらしたリアリティの欠如である。評価項目としての数値はまずまずであることから、リスナーが求める嗜好によっては、この録音がそれなりにオーディオソースとして価値のあるものであることは否定しない。
各楽器のクオリティなど、さすがと思わせる部分も多く、高音質なライヴ録音であると評価できる。
愛蔵盤級