愛蔵盤級 | 協奏曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:413472−2 | グラモフォン ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
延々と続く序奏部によって、シンフォニックなオーケストラサウンドが嫌が応でもイメージ付られて行く。しかし、この曲がシンフォニーではなくコンチェルトであるという事実は、左右に振り分けられた弦セクションの不自然なステレオ感によって裏付けられてしまうのである。 ホールトーンはライヴによるノイズを避けるために積極的には狙われていないものの、音楽のエネルギーを失わせてしまうほどには空気感を削除していない為、このレーベルの当時の傾向を考えればまずまずの仕上がりであると評価できる。 バーンスタインとウィーンPoの一連のライヴセッションは、演奏の歴史的な価値に対して、録音面では充分な評価を得ることはできないでいる。しかし、この録音ではピアノとオーケストラのバランスもよく、全体のまとめ方も良く考えられた内容になっている。オーディオソースとしては平均的な仕上がりではあるが、音楽の熱気が伝わる良質な録音であると評価できる。 なお、同時期に録音された第2番は、ここでの評価を得ることはできなかった。 |
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愛蔵盤級 |