文化財級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:MM−1065 | マイスター・ミュージック ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||
2本の特製マイクを使ったワンポイント録音である。ヴァイオリンのソロからフル編成のオーケストラまで、この2本のマイクのみによってレコーディングするという、エンジニアの確固たるポリシーの貫かれたレーベルである。 仕上がったサウンドは自然な音像表現で、良好な空気感の中で、オーケストラは見通しの良いステージレイアウトを描いている。しかしワンポイント録音であるがために、各楽器の細部は定位感の良さに比べて実存感に欠ける傾向にあり、客席で感じるような迫り来るリアリティは望めない。 またこの2本のマイクは、ステージの音像表現を描くのには長けてはいるものの、ホール全体の空気感を捉えるだけの余裕は無く、オーケストライメージはこじんまりとまとまってしまっている。 録音コンセプトとしてはステージのあるがままを捉えたものではあるが、オーディオソースとして客観的に聴く場合、このあるがままの音像だけではコンサートの熱気を伝えることはできないのである。ここに、エンジニアの介入する余地が生まれるのである。 |
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文化財級 |