愛蔵盤級 協奏曲
作曲家 レナード・バーンスタイン
曲名 ヴァイオリン・弦楽と打楽器のための「セレナード」
指揮 デビッド・ジンマン
演奏 フィルハーモニア管弦楽団
Vin.ジョシュア・ベル
録音 2000.12.20  London・Lyndhurst Hall
プロデューサー Steven Epstein
エンジニア リチャード・キング Richard king
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点 8.4
商品番号:SK 89358 ソニー  ステレオ 
解説
バーンスタインの「セレナード」を中心に、ウェストサイド・ストーリーやキャンディード、オン・ザ・タウンのヴァイオリン・アレンジを集めたアルバムである。
録音は、ソロ・ヴァイオリンを主軸にしたオーソドックスな協奏曲バランスであり、オーケストラとソロが自然な音像を描いている。ステージレイアウトはやや人工的にミキシングされていて、伴奏となるオーケストラの各セクションがやや散漫に聴こえてくる。ステレオ感を狙った左右への広がりも少々過剰気味である。一方、左右に広がりに対し奥行の深みは浅く感じてしまい、オーケストラがダイナミックに展開するような音像表現にはなっていない。それでも、各楽器が曖昧にならず、粒立ち良く捉えられているのは好感が持てる。
アルバムの中では唯一となるオリジナル楽曲「セレナード」は、弦楽合奏と打楽器という小編成の響きが、むしろ現代的な乾いたオーケストラサウンドとして、この録音の特徴に良く合っているように思われる。
愛蔵盤級