| 作曲家 | レナード・バーンスタイン |
| 曲名 | オーケストラの為のエッセイ「ファクシミリ」ほか |
| 指揮 | パーヴォ・ヤルヴィ |
| 演奏 | バーミンガム市交響楽団 |
| 録音 | １９９７．６．１０ シンフォニー・ホール |
| プロデューサー | Ｄａｖｉｄ Ｒ．Ｍｕｒｒａｙ |
| エンジニア | Ｍｉｋｅ Ｈａｔｃｈ |
| 評価項目 | 評価内容 |
|---|---|
| ホールトーン | ８ |
| ステージレイアウト | ９ |
| リアリティ | ８ |
| クオリティ | １０ |
| ダイナミックス | ９ |
| 平均点 | ８．８ |
ホールトーンは決して豊富であるとはいえないが、エンジニアの巧みなマイクアレンジに拠って、各楽器は響きに不足を感じることはない。ドラムなどのリズムセクションもパンチのある鋭い音を聴かせており、オンマイクにならないぎりぎりのところでリアリティを追求していると言える。オーケストラの全体像は適正に捉えられていると評価できる。
パーヴォ・ヤルヴィは、若い頃にバーンスタインに師事しており、アメリカでの経験がこのアルバムのリリースにつながった。イギリスのオーケストラであるバーミンガム市交響楽団も、ラトル時代からバーンスタインの作品を積極的に取り上げており、アメリカテイストの華やかさやスピード感、それにジャズ的手法に対してもまったく問題なく受け入れていると言える。
