愛蔵盤級 | 交響曲 | ||||||||||||||||||||||||||||
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商品番号:SMK 60697 | ソニー(CBS) ステレオ | ||||||||||||||||||||||||||||
解説 | |||||||||||||||||||||||||||||
録音の古さを感じさせることのない上質な音質と鮮度を保っている。ステージレイアウトは弦セクションと管セクションのつながりや各楽器の定位も良好で、まとまりの良い仕上がりであると評価できる。 ダイナミックレンジも充分に確保され、Tuttiでのffも頭打ちになることなく伸びやかに広がっている。各楽器の見通しもよいため、左右へのステレオ感に加え、奥行感と迫力のあるオーケストラサウンドが展開している。 3楽章でのメゾソプラノのソロも、肉感のあるリアリティが際立っており、オーケストラとのバランスも良く、定位も曖昧なところはない。 バーンスタインの自作自演である。この曲の録音は2度目のものとなる。指揮者としてデビューする前の、1942年、若干24歳の時のコンクール応募作品である。ユダヤ系アメリカ人としてのバーンスタインが、自身の原点を見つめながら、世界大戦の最中に作曲したものである。聖書の「エレミアの哀歌」から詩を引用し、1楽章が「予言」2楽章が「冒瀆」そして3楽章が「哀歌」となっている。バーンスタインの卓抜なオーケストレーションや、躍動的なリズム、そして敬虔な信仰への深い祈りを聴くことができる。ミュージカルでのユーモアとは一線を画する、バーンスタインのもう一つの傑作である。 |
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愛蔵盤級 |