愛蔵盤級 協奏曲
作曲家 ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
曲名 三重協奏曲
指揮 ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Vin.アンネ・ゾフィー=ムター
Cello.ヨー・ヨー・マ
録音 1979年ごろ  記載なし
プロデューサー コード・ガルデン
エンジニア ギュンター・ヘルマンス
評価項目 評価内容
ホールトーン
ステージレイアウト
リアリティ
クオリティ
ダイナミックス
平均点
商品番号:415 276−2 グラモフォン  ステレオ 
解説
ヨー・ヨー・マとムターが共演した唯一と言えるアルバムである。カラヤンチルドレンとも言うべき若手を起用しての新鮮なレコーディングとなっている。晩年のカラヤンは、クリスチャン・ツィマーマンでグリーグを録音したり、キーシンを起用してチャイコフスキーを録音したりしている。
録音内容は、オーケストラが少々膨らみ過ぎた感があるが、ソロの3人はまとまりのある音像の中でバランスよく定位している。いわゆる室内楽的なピアノトリオを彷彿とさせるオーソドックスな仕上がりとなっている。トリオの質感と伴奏するオーケストラの質感に統一感が無いのが悔やまれるが、3人のソリストに対してのリアリティや息遣いといったものがまずまずの内容であるため、ストレス無く落ち着いて聴くことができる。
また、残響成分など、空気感といった付加成分も高く評価できるものとなっている。
愛蔵盤級