西尾市茶業組合 EXPO
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概要
  茶業暦

 茶園の管理作業は、ほとんど年間を通して行なわれる。
しかしその労働力は、5月の1番茶の摘葉期約1か月間に集中する。
以下は、稲垣一郎家の覆下茶園と露天茶園の4月の管理作業から5月の摘葉作業の具体例である。
稲垣一郎は、「茶園主製造販売」として明治40年4月15日に茶業組合に加入した比較的古い茶業者である。
大正末期のものと見られる史料には、新芽を保護する作業から、茶摘み作業までを茶園別に記したもので、翌年の参考として記録したものと考えられる。
「簾延し」は、葦簾を5枚継ぎにして小屋の端へ巻いて置いたものを小屋上に広げる作業で、降霜の心配がないときは茶摘みの約2週間前に簾延しをする。
「蔽い掛け」は、小屋組のない露天園の茶樹に直接薦を掛けて茶葉を保護する方法か小屋の側面に薦を垂らして覆うことであろう。
「藁置き」は、日覆いをするため葦簾を広げた小屋上に踏板を並べて、その上に上がり、葦簾の上一面に藁を薄く散布する作業で、10アール当たりおよそ4日間を要する。
この作業も新芽の生育状態に合わせて行うので茶園によって時期が異なる。
2回にわけておこなわれる藁置きは、新芽生育の時期のずれによる。

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