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四十一年伝習会 |
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伝習会の開催期間は7月15、16、17の3日間であった。おそらく杉田が茶業組合長になって初めての試みであったから短期間としたのであろう。
講師は「栗田君に対し送別会を開く」とあるから、栗田和作(日本茶業研究会牧の原支部、日本共同製茶株式会社第三小笠工場)であった。
杉田は40年ころから栗田と親交があり、その書簡によると茶師として互いに高く評価している。
この時の栗田への講師料は7円であった。
3日間の日記から主な記事を見ると、初日は高須松太郎が出した10貫目(37.5kg)の生葉を加工した。生徒は6名で、生葉6貫目(22.5kg)を高須松太郎と杉浦安次郎が11.25kgずつを出してその製茶をした。
「午前9時頃より当町役場助役高須岩太郎、朝岡両氏出張あり 栗田氏は正午12時頃より出発 終了は午後5時なり」とある。 |
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