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   HS−33 シューのセッティング
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マグラ HS−33 「マグラのセッティングは難しい」  ← よく聞く言葉です。
もしかして皆さんはシューが少し減るたびにスレーブシリンダの位置決めをやり直して使えなくなるまで、それを何度も繰り返してませんか?
左の挿絵、これが私(いそし)のセッティングです。 よく見ると左右のシューの厚みが違いますよね? そこが味噌。
 実は新品のシューを使うのは片方だけなのです…


その理由は…
シュー 私の自転車では後輪左側のシューは常に新品。 右側は少し減ったシューが装着されています。 この状態でベストなセッティングを出しておくとスレーブシリンダの調整はオイル交換や何らかのトラブルがない限り、しなくてもよくなります。
 新品シューを装着し、しばらくはレバー側の調整で使用。 適当に使ったらシューのローテーションです。 少し減ったシューは右側へ、左にはまた新品を装着。 これを繰り返すことにより余計な調整の手間を省いています。

 また、手間を省くのが目的なのですが、他にも副産物があります。
それは「取り付けボルトのネジ舐め防止」です。 「マグラの調整中にボルトが舐めてしまい困った…」という話をよく聞きます。 やはり触りすぎはアルミ素材の磨耗に繋がるようです。

ところで…
シューのローテーション ちなみに私の自転車は未だに(2007年初)前輪もHS−33です。
ケチなので後輪で使用した使い古しのシューを前輪で最後まで使い切っているのです。 (右の図を参照)
 こうして後輪左側に装着した新品シューは巡りめぐってペラペラに。

これもチョットしたコツなのですが、ローテーションするときにシューが斜めに片減りしていたら向きを反対に付けると平均に減らすことができます。
その際にはリムをサンディングすると当たりが早く出ます。


 私の場合、特に理由もなく左に新品と決めていますが、右からローテーションでも構いません。
少し減ったシューを装着するのは利き足の反対側にした方が、かかとに当たりにくくなって調子がいいかもしれませんね。 その件はこのページを作成中に気がつきました…
 次回に調整をする機会があり、それを思い出したらローテーションの向きを変更しようと思います。



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