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   ステムキャップ取り外し
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ステ管を覗くと… トライアル専用に使用している自転車で時々見掛けるのがこれ。
なんとステムキャップが付いていません。 しかもコラムの中には本来あるべきパーツ(スターファングルナット)もありません…
「え?そんなんでいいの?」と思ってしまうようなセッティングですが、これも軽量化のためです。 要らないと思うパーツは取り外すのが軽量化の鉄則。
そして強度や安心感までもを犠牲にするのも軽量化の…
まずは測定
取り付けていないパーツ 今回、取り付けるのをやめた部品はこれらのものです。
スターファングルナット、ステムキャップ(アルミ製)、固定(調整)用ボルト。

3点で27gですね。
ということは、付けてる自転車からこれを取り外すと27gの軽量化になるようです。

代わりの道具
ヘッド調整用工具 上記の部品を外してしまうとヘッドパーツの調整が出来なくなってしまいますよね?
そこで用意したのがこのような道具です。
40cm程のボルトに皿が付いているナット、ステムキャップの代わりを果たす大きさのワッシャー、蝶ネジです。
どれもホームセンターなどで手に入るものばかりです。
また似たようなものであれば何でもいいです。

使用方法
ステ管上部ステ管下部 まずは四角い皿が付いたナットを取り外し、フォークの穴とタイヤの間に差し入れます。 (左挿絵)
そして蝶ネジ、ワッシャーが付いた状態で上からボルトを入れ、下に差し入れたナットに差し込みます。 (右挿絵)
 あとはステムのボルトを緩め、蝶ネジで締め付け調整します。
調整後はステムを固定し「用意した道具」を取り外せばOKです。

デメリット
ボルト一本止めステム この軽量化をすることでデメリットも発生します。
・ここで使用した「道具」をいつも工具箱に入れておかなければならない。
・ステムの固定ボルトが折れたり緩んだりした場合はキャップが無いので、
 いきなり取れる心配がある。
・左挿絵のようなボルト一本で固定するステムでは頻繁に緩むので安心できない。

というわけで、この軽量化をされる場合は「自己責任」でお願いします。
事故が起きても私(いそし)に損害賠償などの訴訟を起こさないで下さい。

ところで…
スチール製 8gポリカーボネート製 3g ボルトだけを量ってみると8g(挿絵左側)でした。
これをポリカーボネート製のボルト(挿絵右側)に交換すると…

8g−3g=5gですね。

これも面倒で、ヘッドの締め付け調整をする場合にはスチールボルトに戻して作業しなければなりません…

オマケ
ステ管 5cm=41g ステアリングコラム(ステ管)を切るとどの位の重量なんでしょうね?
試しに手元に残っているアルミ製のものを量ってみました。

約5cmで41gもありますよ! 意外と重いんですね…



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