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私(いそし)は「なんちゃってサンディング」と言っていますが、カッコ悪いので「クイックサンディング」とタイトルをつけました。 このような道具には5年程前に出会ったのですが、岐阜県の佐伯さんという方が使っているのを見たのが最初です。 その後、それを真似して作ったモノがあったのですが、気が向いたので新しくコンパクトなタイプを作ってみました。 これをポケットに忍ばせておけば、その場しのぎのサンディングを施す事ができること請け合いです。 (挿絵にマウスポインタを乗せると微妙に動きます) |
なんちゃってサンディング機の製作 |
難しいことは一切ありません。 ノコ歯を適当な長さに折って、リムに擦りつけやすい形になれば良いのですから… 今回はとりあえず、余りもののステーを2枚と皿ネジ2本、ゆるみ止め付きのフランジナット2個とスレート用のノコ歯を納屋にあるガラクタ箱から探し出して用意しました。 皿ネジにしたのは表側をなるべく平らにしたかったからです。 上の挿絵にあるように親指でその部分を押さえる形になりますからね。 裏側も薄いナットがあれば良かったのですが、見つかりませんでした。 さて、作業開始です。 用意したステーの穴に皿ネジを入れてみて、皿がはみ出ない位までリーマーで削り、広げます。 残念な事に用意したステーがアルミ製ではなかったので、この作業に思わぬ時間がかかってしまいました。 少し削っては様子を見てという感じで広げすぎないように気を付けましょう。 「リーマーなんて持ってないよ」という方はネジの頭が多少、邪魔になるかもしれませんが鍋ネジ等で代用してください。 ステーの加工ができたら作業はほとんど終了です。 あとは2枚のステーの間にノコ歯を挟み込み、ネジを通してナットを締め付けるだけです。 簡単でしたよね? あとは個人のお好みにより、挟み込むステーの長さや大きさをアレンジして作ってみてください。 まあ、取っ手なんて無くてもノコ歯をそのままリムに擦りつければちゃんと削れるんですけどね。 なんとなく取っ手があった方が道具らしくて良いと思うものですから… (一番上の挿絵にマウスポインタを置けば削っている様子が解かります) 普段はリムやブレーキシューが減るのを嫌い「A・トラン」を使っているのですが、先日の試合で水場のセクションがあり、全くブレーキが効かなくなるという目に遭いました。 そこで元々の製作者の佐伯さんに、この「なんちゃってサンディング機」を貸していただき、まさに「その場しのぎ」のサンディングを施したおかげでその後の水場セクションではブレーキを信用して乗ることができました。 実はその試合は遠方だったため、仲間の車に同乗して行ったのです。 おかげで自分の道具箱に入っていた「なんちゃってサンディング機」を忘れて行ってしまい(というか、A・トランでいけると思っていた)貸していただくハメになったのです。 そんなこんなで邪魔にならないコンパクトなものを作り直す事にしました。 あ… 書き忘れましたが、一度もサンディングを施していないリムではほとんど効果がありません。 せめて表面のアルマイト処理やコーティングを剥してからでないと少ししかキズがつきません。 もともと施してあったサンディングの補助として考えてください。 そこに「なんちゃって」の由縁があるのですから… |
追 記 |
あまりにもコンパクトに作りすぎてしまったため、イマイチの使用感だったので幅広のノコ歯に交換しました。 これで少し使いやすくなりました。 もう一つ良いことがありました。 歯のしなりのおかげでリムへの当たりが良くなりました。 もう一つ、コンビニ等で購入できるビタミンタブレット「C’sケース」の空きケースがちょうど良い大きさでした。 やわらかい材質なのでポケットに入れて持ち歩くのに便利ですね。 (マウスポインタを画像に当てるとケースに入ります) |