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   A・トランって何?
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A・トランを袋から出した様子

 A・トランとは…
スペインの自転車メーカー「MONTY」の輸入元「モンティ・ジャパン」から発売されている「ブレーキを利かせる」アイテムです。 (以下商品の説明文)
 鋭いブレーキングはこれでOK! バイクトライアルには強力なブレーキが必要。 リムサイドを削る、松ヤニを付ける等方法が一般的だったが、最近ヨーロッパでポピュラーなのが「A・トラン」だ。 固形なので携帯にも楽。 必要な時に必要な量だけリムサイドに付ければOKだ。 これ一つで強力なブレーキの効きが得られる。
 全国のMONTY取り扱い店にて購入ができるようです。
ちなみに私の住む愛知県では「G−MAGIC」というお店で入手できます。


A・トランを購入したら…
冷凍庫に入れるA・トラン 購入してきたままではA・トランは使えないので、使いやすいように加工?する必要があります。 その加工とは表裏に貼ってあるビニルシートと真中に挟み込まれているシートを取り除き、硬い粘土状の黒い部分だけを固めて使いやすい形にすることです。
 やり方にはいろいろあるようです。 根気良く手で剥す、マイナスドライバーでこじりながら剥す等ありますが、私は冷凍庫でしばらく冷やしてパリパリにして剥す方法を採用しています。


使えるようにしよう!
このように真中にシートが挟み込まれています さて、購入してきたA・トランを持って台所に行きましょう! 前項にも記述した通りに冷凍庫に入れます。 季節によって冷やす時間が変わるようですが、折り曲げると「パリッ!」と折れて剥がれるくらいになればOKです。(今回は30分ほど冷やしました) 固まるのを待つ間に台所でゴミとして扱われそうな適当な容器を用意しておきます。 そこに冷やした黒い物体をパリパリと剥しながら落としていきます。 ここで注意しなければならないのはその適当に2つのかたまりを作ります作業を素早く終えることです。 ノロノロとやっていると温かくなってきてしまい、剥がれなくなってしまいます。 (実はこのページを作る際にデジカメで撮影をしていたら途中で取れなくなってしまいました) 全部剥がれたら、使いやすい大きさにするために目分量で2つに分けます。 そしてそれを適当に集めてかたまりにします。
 今度は冷え切ったA・トランを温めます。 柔らかくして練り上げやすいようにするためです。 温まればどんな方法でも構わないのですが、今回はせっかく台所に居るので電子レンジを使いました。 出来上がったA・トランをフィルムケースに格納しますおよそ1分ほど温めると良い具合に柔らかくなります。、そして手が真っ黒に汚れるのを覚悟してこねくりまわしながら固めていきます。 ビニール手袋を使うのも手かもしれません。 固まりになった物に亀裂が目立たなくなったら出来上がりです。 ちなみに根気が無く、練る努力を惜しむとリムに塗っている最中に折れてしまうかもしれません。
 最後にフィルムケース等に入れて持ち運びやすくします。 そのままポケットに入れてしまうと大変なことにもなりかねませんから… なかには、使い終わったリップスティックに上手く入れて使っている方もみえるようです。

 
A・トランを使おう!
リムに塗りつける様子 使い方は簡単! 先ほど固めたA・トランをリムに適当に擦り付けるだけです。 使っていらっしゃる皆さんでそれぞれ塗り方が違いますので「これが絶対!」というわけではありませんが、私の場合スポークの根元を基準にまんべんなく塗りつけます。 塗り終わったらブレーキを少し引きずりながら走り回り、リムの全体に引き伸ばします。(近所迷惑にご注意) ここで注意しなければならないのは「あまり塗りすぎるとシューが貼り付いてブレーキが掛かりっぱなしになる」ということです。 もうひとつ、簡単で便利なこのA・トランは水に弱いので水没セクションではあてにならないということです。 一度濡れてしまうと乾くまで塗り直しもできません。 水のあるセクションではリムのサンディングの方が有利ですね。

追 記
最近のA・トラン このページを作るときに使用したA・トランは随分前に購入したものですが、最近は丸い形に変更されているようです。 私が見たものは4枚ほど入っていました。
四角から丸に変更されたことでメリットがあるのかどうかはわかりませんが、確実に量は減っていますね… 



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