愛知県碧南市 碧南における産業の大動脈を訪ねて 「産業道路と臨海鉄道」

臨海工業地帯

産業道路と臨海鉄道

西三河の産業を支える大動脈として存在 直線の続く快走路を車は走る

一直線に伸びる道路

<碧南市を縦貫する産業道路。かつての大浜街道の役目を負う。インターの上から車を眺めていれば、色々な車を見る事が出来る> 碧南市の西縁に存在する産業道路。 東は東名高速音羽インターへと繋がり、西は海底トンネルを介して中部国際空港へのアクセス。 インター上で眺めていれば、世の中の仕組みを少しは理解した気分。 ある噂では、某メーカーの輸送専用道路として計画されたが、地元にも活用して欲しいと一般車も通れる道となったという。 いささか信じがたい話だが、続く道路の先を考えてみると、あながち嘘ではないかも。

ディーゼル気動車

<愛嬌ある汽笛を鳴らして出発!新川港近辺で産業道路と併走する。衣浦臨海鉄道碧南線は、ディーゼル貨物の列車が走る> 碧南には名古屋鉄道・三河線以外の鉄道路線がある事をご存じか?JR武豊線・東浦駅あたりから分岐し、碧南市の臨海体育館西にある碧南市駅まで運行している衣浦臨海鉄道・碧南線だ。 残念ながら、貨物専門の路線で乗客として乗る事は出来ない。昔は碧南市駅から大浜下の熊野大神社近くの権現崎駅まで延びていた。 碧南市内区間は、産業道路に平行する形で走る衣浦臨海鉄道・碧南線。産業道路・港新川橋を車で走っていれば、ディーゼル貨物の列車と併走する事がある。

ヘボト自画像ヘボトの「如是我聞(にょぜがもん)」

オレンジの光が連なる海底トンネル

「海底トンネル」

碧南市と半田市、三河と知多を結ぶ道として、昭和48年(1973)に開通した衣浦海底トンネル。何でも国内初の沈埋トンネル法という工法でつくられた。 近年の交通量の増加により、朝夕の通勤ラッシュ時には、渋滞が発生する事も多くなった。そこで平成15(2003)年に一本、新たにトンネルを追加する。 新しいトンネルは、半田方面から碧南市へと来る方向。結構な勾配で、ちょっとしたアトラクションみたいに楽しめる。だがトンネル内であることを忘れずに安全運転を心がけて欲しい。 スリルを求めたければ、「歩行者用海底トンネル」へどうぞ。したたり落ちる水音に恐怖を感じずに得られない。

< text • photo by heboto >


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