はず漁業協同組合
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貝毒とは

アサリなどの二枚貝類は、海域に特定のプランクトンが特異的に増殖すると、そのプランクトンを摂食して毒を体内に蓄積することが知られています。
貝毒には麻痺性貝毒と下痢性貝毒の2種類があり、麻痺性貝毒では舌、口唇のしびれや運動失調、下痢性貝毒では下痢・腹痛等といった特有の症状が現れます。
貝毒は調理などの加熱では消えませんが、海水中の原因となるプランクトン密度が低くなると徐々に貝の体内から排出されて消失します。


貝毒の監視体制について

伊勢・三河湾において、2〜6月の期間、定期的に貝毒原因プランクトンの分布調査を行うとともに、アサリなど二枚貝の持つ毒量を検査します。検査結果はこちら
貝毒の毒量はマウスユニット(MU)という単位で表され、規制値が設定されています。
貝のむき身重量1グラム当たり、麻痺性貝毒では4マウスユニット、下痢性貝毒では0.05マウスユニットを超えた場合、
当該海域の生産者は、直ちに出荷自主規制を行い、毒化した貝類が市場に出回らないようにします。

あさりとは

沖縄地方を除く日本全国に広く分布する二枚貝です。
主に、海岸線から水深10mくらいの浅海の砂泥底に潜っています。
砂底が広がり水深の浅い三河湾は、あさりが生息する環境に適しています。このため、西三河地域の海岸線では、春から初夏にかけて、潮干狩りを楽しむことができます。


旬はいつ

初春から初夏(3〜5月)が最も美味しい季節です。
一年を通して私たちの食卓に上がりますが、産卵期の直前が最も美味しい時期といわれています。
産卵は満一歳を過ぎた春から秋にかけて行われます。

愛知県は「アサリ漁獲量」日本一

平成14年に全国で獲れたあさりの漁獲量は34,494トンでした。
うち愛知県の漁獲量は10,488トンで、都道府県別のランキングでは、千葉県を抑え日本一に輝きました。
また、愛知県の漁獲量は、全国で獲れたあさりの全体の30.4%を占めています。この量は、全国で獲れたあさり(国産)3袋のうち1袋は愛知県産という計算になります。

国産あさりの5袋のうち1袋は西三河産

西三河地域の漁獲量は6,239トンでした。これを都道府県別のランキングで見ると、三重県や静岡県を抑え、全国で第三位の漁獲量になります。
また、この量は、全国で獲れたあさり全体の18.1%を占めています。これは、全国で獲れたあさり5袋のうち1袋は西三河産という計算になります。




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